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【J2:第8節 富山 vs 栃木】レポート:栃木の勝負強さ光る。セットプレーからゴール重ねて富山の挑戦をはね返す。(11.04.24)

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4月23日(土) 2011 J2リーグ戦 第8節
富山 1 - 3 栃木 (19:07/富山/2,849人)
得点者:40' 水沼宏太(栃木)、42' 那須川将大(栃木)、59' 廣瀬浩二(栃木)、72' 黒部光昭(富山)
スカパー!再放送 Ch186 4/24(日)後07:00〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ2編
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栃木がセットプレーのチャンスを得点に結び付けて前半でリードを広げ、富山の挑戦を退けた。
試合前にかなりの雨量があり、ピッチはところにより水が浮いてボールが減速する場所もあった。両者とも無理をせずシンプルに前線に送って起点をつくり攻め合う。その中でも普段通りにワントップ苔口卓也への展開を徹底した富山がペースをつかむ。栃木のDFラインを牽制し続けることで中盤のセカンドボール争奪戦で優位に立った。
18分に小刻みなパス交換から最後はこぼれ球をMF平出涼がミドルシュートを放ってゴールを脅かす。24分には早くも5本目のCKを得て、DF吉井直人がヘディングで狙ったが惜しくもゴール右に外れた。

栃木はFWリカルド・ロボやMF河原和寿をはじめとした前線のテクニックのある選手が、攻撃機会を確実にシュートまで結びつけて徐々に盛り返す。すると40分にこの日1本目のCKからMF鈴木修人が上げ直したクロスにDF渡部博文が頭で合わせ、MF水沼宏太が混戦から先制点を押し込んだ。時間を置かずに42分にはDF那須川将大が約40mのFKを直接決める。左足から放ったボールが鋭くシュート回転してバウンドしながらゴール左隅を捉えた。

富山は勝負の鍵と見ていたセットプレーの守りで一気に2点を失い、大きなハンデを抱え込んでしまった。DF足助翔は「僕の未熟さ」と悔しそうに振り返る。1失点目を巡る混戦での判定に「いらいらしてしまって」、2失点目につながる不用意なファールを犯した。一方でGK内藤圭佑も「(決められたFKは)キックの良し悪し以前に自分たちの壁の作り方に問題があった」と反省する。若いチームゆえの経験のなさが出たとも言える。苦い薬となった。

後半は栃木が余裕をもって守りを固め、富山が挽回に不可欠な「次の1点」を目指して攻勢を仕掛ける。しかし、同14分に栃木のMFパウリーニョがあうんの呼吸でFW廣瀬浩二にスルーパスを通して3点目に結び付けて勝負を決定づけた。富山はMFソ・ヨンドク、FW関原凌河を投入して前掛かりに攻め、同27分にFW黒部光昭の2戦連続ゴールで一矢を報いた。
両チームともに組織力が看板で守備意識が高い。富山の安間貴義監督は前日、うまくゲームが運ばない時にも自分たちのプレーを続ける「我慢強さ」をポイントに挙げていた。栃木の松田浩監督も考えは同じだったようで、試合後の会見で「相手の強みに対応しながら我慢強く戦ったことが、3−1という結果を導き出した」と語った。栃木はクラブ初の開幕連勝。次節はホームに京都を迎える。

富山は今季を通じての課題になるであろう『セットプレーでの守り』『得点を奪うためのゴール前でのプレー精度』という両方で、改めてもの足りなさが露わになった。半面、J1を目指すと公言する栃木に対しても「3−3−3−1」システムが機能することを示した。相手選手からも、完成度の高さや隙のなさに言及するコメントがあったようだ。
今季初黒星を喫し、長いリーグ戦が一筋縄ではいかないことがあらためて分った。だからこそ、やりがいがある。次節は敵地に乗り込み、昇格1年目の鳥取に挑む。

以上

2011.04.24 Reported by 赤壁逸朗
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