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【J2:第12節 草津 vs F東京】レポート:草津、チーム一丸となった執念の戦いでF東京に逆転勝利!F東京はラフィーニャの2ゴールに沈む。(11.05.15)

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5月14日(土) 2011 J2リーグ戦 第12節
草津 2 - 1 F東京 (16:05/正田スタ/6,520人)
得点者:28' 梶山陽平(F東京)、31' ラフィーニャ(草津)、66' ラフィーニャ(草津)
スカパー!再放送 Ch185 5/17(火)後02:00〜
totoリーグ
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草津が勝利を収める予感があった。前半8分、カウンターでボールを受けたラフィーニャがF東京DF・森重真人をパワフルなドリブルで振り切ってゴール前へと突き進む。得点には至らなかったがF東京を警戒させるのに十分なプレーだった。さらにその直後の前半10分、闘将松下裕樹が魂のこもった強烈なプレスで梶山陽平からボールをかっさらう。草津は攻守において迫力溢れるプレーを披露、ゲームは序盤からヒートアップしていく。スタジアムには何かが起こる雰囲気が漂っていた。

草津はチーム一丸となったプレスでF東京の選手たちを次々と囲い込み、攻撃の起点を潰していく。トップ下のポジションを流動的に動く梶山陽平には潰し屋・松下裕樹が徹底応戦、自由を奪っていく。そしてボールを奪ったあとはシンプルに前線のラフィーニャ、アレックスに預け、鋭いショートカウンターを浴びせていく。しかしリズムが草津へと傾き始めた28分、落とし穴が待っていた。ペナルティエリアでシュートブロックに入った松下の足が鈴木達也に絡みPKを献上すると、それを梶山に決められ先制を許してしまう。

嫌な流れを払拭するゴールが直後に生まれる。アレックスが今野泰幸と競り合いながらもセンターサークル付近でボールをキープ、今野をバイタルから引き出したことがポイントだった。アレックスは今野のミスにも乗じて司令塔熊林親吾へボールを預ける。ドリブルで駆け上がった熊林は絶妙のタイミングでゴール前のラフィーニャへラストパス。「最高のタイミングでボールを出すことができた」(熊林)ラフィーニャは左へ流れつつも、利き足の左で豪快に振り抜きゴールネットを揺らしてみせる。

1対1で迎えた後半、F東京は前線にロベルトセザーを投入、勝負へ出る。だが、その6分後に高松大樹がゴール前の混戦で右膝付近を負傷、ピッチから退く。その後は両チームとも中盤にスペースが生まれ始め、ゲームは一進一退の攻防へと移り変わっていく。その状況
でも粘り強く戦い続けた草津に、歓喜の瞬間が訪れたのは66分だった。

草津は奪ったボールをきっちりとつないで右サイドを攻略していく。後藤涼とのコンビネーションでライン際までえぐった古林将太がゴール前へマイナスのパス。それに合わせたのはまたしてもラフィーニャだった。ラフィーニャの右足が捕らえた強烈なシュートがGK権田修一の存在を無視するかのようにネットに突き刺さる。「右サイドからのボールが良かったのでGKの位置を確認しながら思い切り振り切った」(ラフィーニャ)。草津はラフィーニャの2ゴールでF東京を逆転、ゲーム終盤は相手の総攻撃を執念の守備で防いで3試合ぶりの勝利を収めた。

F東京は終盤、森重を高い位置に移し、アディショナルタイムのセットプレーではGK権田が攻撃参加するなど、まさにプライドを捨てた戦いだったが、草津の粘りに屈して無念の敗戦となった。負傷交代した高松は戦線離脱となることが予想され、勝点を稼げない上にケガ人が重なりチームは苦しい台所事情となった。攻撃に関しては「コンビネーションプレーが生まれづらい」(羽生直剛)「ゴールを狙う意識が高すぎて4トップ気味になりバイタルに人がいない」(上里一将)などの声が聞こえた。草津・熊林は「ゴール前の迫力が足りない気がした」とF東京を評したが、F東京は個の能力をゴールへとつなげる作業が求められる。まだリーグ序盤、挽回は十分に可能となるだけに次節以降の戦いが重要だ。

J1からの降格クラブ・F東京を逆転で下した草津は、今季のチームの潜在能力の高さをこの試合で十分に見せつけた。櫻田は「FC東京の個のクオリティは高かったが、戦う部分では負けていなかった。泥臭いかもしれないが、ザスパらしい戦いができたと思う」と振り返った。気迫溢れるプレーをベースに90分間戦い続けた選手たちの“ザスパらしい”パフォーマンスは、クラブの歴史に残るベストゲームの一つとしてサポーターの脳裏に刻まれることだろう。 
以上

2011.05.15 Reported by 伊藤寿学
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