6月4日(土) 2011 J2リーグ戦 第15節
大分 0 - 1 札幌 (16:05/大銀ド/7,788人)
得点者:12' 近藤祐介(札幌)
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エース対決は札幌の近藤祐介に軍配が上がった。「入ると思っていなかった」と本人が振り返れば、「近藤のシュートはラッキーで入ったようなものだったが、気持ちが入っていたのだろう」と石崎信弘監督も同じようなコメントをした。だが、前半12分に思い切り振り抜いたシュートは、先制点となり、決勝点となった。これまでアウェイ未勝利のチームは、「内容はよくなかった」と指揮官も選手も認めたが、エースの一発で勝利を手にした。
試合は立ち上がりから大分ペースで進んだ。宮沢正史を起点にサイドを使った攻撃を展開すると、札幌の守備ラインが下がっていたためスペースが生まれたバイタルエリアに、前田俊介や西弘則、チェ・ジョンハンの2列目の選手がポジションチェンジを繰り返し、細かいパス交換から次々にチャンスを築き上げた。
札幌は押し込まれるものの、守備に関しては安定していたが、余りにも攻撃に勢いが乗らなかった。高い位置からの果敢なプレスは見る影もなく、低い位置からのスタートばかり。時折、古田寛幸が持ち味のスピードと運動量を生かし突破を図ったが単発に終わった。
しかし、お粗末だったのは大分の攻撃も同じ。いい形を作りながらもシュートはまるで入らない。チェのシュートはポストに当たる不運や最後の場面で身体を張った札幌DF陣の奮闘があったにせよ、大分のフィニッシュの質の低さが、次第に試合を重苦しく、膠着した状態にした。
点を奪えない大分は、後半開始に森島康仁に代え長谷川博一、59分には前田俊介に代え幸野志有人を投入。「試合の流れは空中戦よりも地上戦だった。相手ボランチの横で起点となることができていたので特に問題はなかった。サイドに散らし最後は速いクロスを入れるよう指示した。少ないタッチで中で起点をつくり、外へ展開するなどの動きもできた。長谷川が入ってからはSBも上がれた」と田坂和昭監督は選手交代の意図を説明し、及第点の評価を与えた。しかし、札幌としては大分の2大エースが抜けたことで、「まず(8試合で4得点と)得点を取っている背の高い森島がいなくなり安心した。次に、何もしなくても急に点を取ったりする前田が交代してずいぶん助かった」(石崎監督)
札幌は終始試合を支配されながらも、リードした後半は守りに入り、逃げ切りに成功した。一方の大分は「ボールを回しながら押し込んでサイドから崩すという狙いは前節よりも出来ていた」(田坂監督)。目指すべき方向性は間違いないが、理想のスタイルで勝つには多くの時間がかかりそうだ。目先の勝点を拾おうと思ったら、シンプルにロングボールを多用した攻撃も考えられるが、地に足をつけたチーム作りはできない。卵か先か、鶏が先か。悩みどころではある。
以上
2011.06.05 Reported by 柚野真也
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