横浜FCの三浦知良選手が、本日、横浜市内で学校訪問授業「夢で逢えたら」を行いました。

児童との対話を通じ、夢を持つことの大切さを伝えるこの試みは、カズ選手が神戸に在籍していた時の2003年2月から始まり、今回で通算23回目。6年生のクラスを訪問し、夢を持つことについて、子どもたちと熱い会話のパス交換を終えたカズ選手は、授業後の囲み取材で以下のようにコメントしています。

Q:夢を持つことや夢に向かってがんばることの大切さを話されたと思いますが、今回、授業を終えての感想は？
「夢を持つことの大切さはもちろん話しましたが、「夢は持たないといけないの？」なんて素直な質問が出たり、自分の方も子どもたちからまたいろいろ教わった気もします。また、今回は震災の話も少ししてみたいと思っていたので、自分が実際に（岩手訪問の際に）目にしたものだったりとか、感じたことだったりとか、短いですけどそういう話もしました。ここの小学生のみんなと同じ年頃の子どもたちがたくさん被災して、避難していること。そして、そこ（被災地）のみんながしている生活とこちらの生活の比較というか、ぼくらの生活で普段普通にできていることが、向こうではとても苦労しているんだよ、とかそんな話もしました」

Q:子どもたちの反応は？
「被災地で撮ってきた写真もみんなに見てもらいましたが、どういう風に思ったか心の中まではやっぱりわからないですけど、いろいろ感じることもあっただろうし、感じたのではないかと思いました」

Q:チャリティーマッチのゴールについて、子どもたちから何か聞かれたりしましたか？
「（何か聞かれるとかは）なかったかな(笑)。写真を見てもらって少しそれについて話したりはしましたけど(笑)」

Q:子どもたちに夢の話をされたかと思いますが、子どもたちの夢に触れて、カズさん自身も自分の夢を再認識されるようなことはありましたか？
「そうですね。話の中にもあったのですが、夢を持つこと、夢に向かってがんばることというのは、子どもも大人も関係ないですから、そのあたりの価値観は子どものころと全く変わらないと思います。改めてじゃないですけど、自分もやっぱり常に目標を持って進んでいきたいなと思っています」

Q:カズさんの夢、目標というとやはり代表ですか？
「この前も代表の試合（6/7　キリンカップ・日本vsチェコ戦）を観に行ったりしてね、ああいう雰囲気でもう一度やりたいなというように、夢というか目標として持つのはいいなと改めて思いましたね」

以上