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勢いは、間違いなく仙台が上だ。“贔屓”という色眼鏡をかけても、その見解は揺るがないだろう。J1で唯一の無敗チームであり、先週のJリーグヤマザキナビスコカップ1回戦第1戦では、リーグ戦首位の柏にアウェイで勝利もしている。しかも、その試合では日本代表で関口訓充が抜けた穴を埋める、いや関口のレギュラーの座を脅かす松下年宏の活躍があるなど、チームにとっての好材料もあった。神戸の和田昌裕監督も「今の仙台にはすごくパワーを感じる」と語っている。
ただ、神戸もチーム状態はいい。前節のアウェイ柏戦は0-3で敗れたものの、5日のヤマザキナビスコカップ横浜FM戦では、後半アディショナルタイムで同点に追いつく粘り強さを見せた。少し遡れば、第12節の広島戦では無敗で乗り込んできた相手に今季初黒星をプレゼントしてみせた。神戸vs仙台の対戦成績で、昨季は神戸が2連勝という事実も加味すると、広島戦と同じく“無敗神話キラー”になる可能性は充分にある。
だが、神戸はエース大久保嘉人が警告の累積により今節は試合に出られない。得点力だけではなく、決定的なラストパスを何本も出すなど攻撃のリズムを作っていただけに、大久保不在がチームにどんな影響を及ぼすかは、今節のポイントの一つになるだろう。
ただ、大久保不在のシミュレーションはしっかりとできている。「(シーズンを通して)嘉人だのみのチームになってはいけない」(和田監督)という思いと、仙台戦を想定して、先週のヤマザキナビスコカップを大久保抜きの布陣で戦っている。白星こそ逃したものの、難敵・横浜FMを相手に1-1のドローという結果は大きな収穫だったと言えるだろう。和田監督は「ナビスコで不安は無くなった。(大久保の代わりに入った)小川(慶治朗)も良かったですし」と言う。ブラジルへ一時帰国していたボッティもチームに再合流し、前節の出場停止からストライカーのポポも帰ってくる。なにより、先週の横浜FM戦で新加入のホジェリーニョに今季初ゴールが生まれたのはチームにとっても大きいはずだ。
「同じ震災にあったクラブの対戦で注目されるでしょう。でも、神戸にとって仙台は純粋に上位チームですし、チャレンジャーの気持ちで挑むだけ。誰を警戒するというのはない。仙台の選手全員です」(和田監督)というように、神戸のこの1戦にかける気持ちは強い。強いて挙げるなら……「神戸と仙台は守備からのカウンターという似た部分がある。そういう意味でセットプレーは一つのポイントになるかもしれない。梁勇基のFKは注意が必要でしょう。でも、まずセットプレーを相手に与えないことが大切。集中して、なんとか仙台に黒星を付けたいですね」とは、試合前日の和田監督のコメント。2位仙台、6位神戸の上位対決は、とにかく激しい一戦になるのは間違いなさそうである。
以上
2011.06.10 Reported by 白井邦彦













