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【J2:第17節 横浜FC vs 千葉】プレビュー:木を見て森も見る90分。勝利を手に中盤戦躍進の礎を築くのは横浜FCか千葉か。(11.06.19)

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6月19日(日)J2 第17節 横浜FC vs 千葉(18:00KICK OFF/ニッパ球チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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10試合を経過して勝点22で首位を走る千葉を迎えて、横浜FCも試練の東京V戦から2連勝を果たして調子は上向き。前節の両チームの戦いぶりから見て、好ゲームとなること必至の試合と言えるだろう。そのポイントは、両チームのストロングポイントだけではなく、チーム全体のぶつかり合いになる。

今シーズンの千葉といえば、誰の頭にもオーロイの姿が浮かぶ。この千葉戦でも、オーロイのことを考えないわけにはいかないだろう。寺田紳一が「実際にやってみないと体感できないと思う」と語るように、204cmのこの長身FWを前にすれば、どのように抑えるかに頭を悩ませないといけないのは間違いがない。ミリガンのロングスローと合わせた反則級の飛び道具は、間違いなく勝利への大きなストロングポイントだ。そしてここまで、千葉の対戦相手はどのようにオーロイを抑えるかに細心の注意を払ってきた。最近の傾向は、DFラインを極端にでも上げて、オーロイをペナルティエリアから遠ざけること。前々節の草津戦では、この対策に嵌められてしまい、徳島戦以来の敗戦を喫することとなった。

ただ、肝心のオーロイは、開幕して2試合以外のここ8試合は全くゴールしていない。それよりも、オーロイを囮にして竹内彬がゴールを決めたり、深井正樹や米倉恒貴が前を向いて思いきったゴールを決めるなど、「オーロイ以外」で試合を決めてきている。さらに試合の組み立て自体も幅が出てきている。前節の対戦相手の岐阜も、ラインを上げる戦術を採ったが、中盤の構成力で岐阜を圧倒しラインを下げさせることに成功。深井、米倉が前を向いてボールを自由に持てる場面を多く作り出し、この2人のゴールで快勝した。今の千葉は、オーロイと言う巨木だけを見るのではなく、むしろオーロイ以外の森全体をどう考えるかがポイントとなる。

さて、このような千葉を迎え、横浜FCはどう戦うか。「デカイ選手がいることは、もちろん注目するけど、大事なのはその後。ポストプレーからスピードアップする選手が要注意なので、デカイ選手も、その他の選手もどちらもケアしないと」と岸野靖之監督が語るように、やはりオーロイ以外への対応も重要になる。前節の岐阜が陥ったようにラインが下ることだけは避けないといけない。そのために重要な要素として、岸野監督は「コンパクト、ハードワーク、根負けをしないこと」を挙げている。

この3つの要素は、横浜FCが直近の2連勝で得てきたものだ。1人少なくなってから逆転勝ちを収めた東京V戦、そして相手をシュート2本に抑えた札幌戦では、選手がハードワークすることで、攻守に渡って良い距離感を保つことができるようになり、これまでピッチ上で表現したくてもできなかったことが、ようやく表現できはじめている。

「チーム全体でカバーしてチャンスを作らせなかった。その中で相手が先にバテてくれた。今までは我慢比べで先に緩めていたが、それがなくなったのが大きい。東京V戦以降、統一感がゲームで出ている」(岸野監督)

というように、この2連勝がチームに与えた影響は計り知れない。この好循環をよりパワーアップして千葉にぶつけることが、勝利への近道となる。その鍵となるのは、前節ボランチに入った寺田。「サイドでプレーしていた時には、ボランチにもっと捌いて欲しいと思っていたので、札幌戦ではそこを心がけていた。良い感じでボールが貰えたし、捌くこともできた。選手が動いたところをシンプルに使えればリズムが出るし、みんなの視野も広がるしロングボールも活きる。そのバランスが大事になる」と、新たな役割へ高い意欲も持っている。ボランチ寺田が輝きを増せば、横浜FCの新たな心臓として貴重な存在となる。さらに、前節素晴らしいミドルで真価を発揮したカイオも「チームが自分を生かそうと努力してもらっていることがわかる。シュートを4回打てれば決められる確率は高い」と自信を見せており、役者は揃ってきた。あとは、チーム全体で役者を生かすだけだ。

両チームにとって、この試合は中盤戦に向けた試金石となる。横浜FCにとっては、ボランチ寺田がチームの礎になり、札幌戦で見せたチームとしての戦い方を確固たるものにできるか。千葉はオーロイ以外の攻撃パターンをより進化させられるか。オーロイやカイオという木に注目するだけでなく、両チームの森全体が大きな注目ポイントだ。木も森も見なければいけない濃厚な90分になる。

昨年の横浜FCは、第14節からチームの立て直しが始まり、第18節の首位・柏戦で好ゲームを演じてアディショナルタイムにドローをもぎ取ったことで躍進への流れを決定づけた。今週の首位・千葉戦は似た位置づけの試合となる。日曜日のニッパツ三ツ沢球技場は、横浜FCにとって大一番だ。

以上

2011.06.18 Reported by 松尾真一郎
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