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【J2:第17節 鳥栖 vs 愛媛】プレビュー:今季初のナイトゲームはホーム通算勝利100勝目がかかる愛媛戦。2戦連続の引き分けに終止符を打つ!(11.06.19)

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6月19日(日)J2 第17節 鳥栖 vs 愛媛(19:00KICK OFF/ベアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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1999年3月21日J2ディヴィジョン元年の第2節にその歴史は始まった。
当時の鳥栖スタジアム(現在ベストアメニティスタジアム)で、甲府相手に4得点をあげて、記念すべきサガン鳥栖のリーグ初勝利を飾った。この初勝利は、同時にホーム戦での初勝利であり、あれから12年の歳月をかけて、ホーム通算勝利100勝目がそこまで来ている。竹元義幸、中村伸、川前力也、福留亮・・・この日得点した彼らの名前は、記録と記憶に残っている。そして、6月19日のベストアメニティスタジアムでは、新たな歴史が刻まれることになるだろう。

と、勝手に選手と読者諸兄とを炊きつけてしまったが、関係者に聞くと「開幕戦の負けの悔しさのほうが覚えています」と、ツレナイ返事が返ってきた。当時を知るサポーターにも聞いてみたところ、やはり開幕戦のFC東京戦(3/14・国立西が丘サッカー場0−2で敗戦)で盛り上がってしまった。当時、ゴールマウスを守っていた高嵜理貴GKコーチも、「う〜ん、正直よく覚えていないんです。すみません」とのことだった。こうなったら、過去を振り返らずに第17節の愛媛戦にだけ集中しようと思う。

第14節水戸戦(5月28日K‘sスタジアム)を5−0と快勝した後の2試合は、引き分けが続いて一気に加速することができていない。その要因は、鳥栖の中盤が狙い通りに機能していないことがあげられる。第15節徳島戦では、ワントップ気味の徳島FWに入るボールの対応に追われ、拾ったボールをうまく攻撃につなげることができなかった。第16節北九州戦ではトップ下の選手の対応に追われたことと、鳥栖の2列目からの攻撃参加を封じられたことで無得点に終わってしまった。この2戦とも、相手が鳥栖のストロングポイントを消してウィークポイントを突かれた感がある。このところを尹晶煥監督は、「確かに10試合を戦ってきて研究はされているだろう。でも、今までやってきたサッカーを変えるつもりはない。早いプレスをかけて、奪ったボールを保持してゴールを狙う」と愛媛戦を前に語った。確かに、戦い方を変えたからといって、結果がすぐに出るわけではない。キャンプから培ってきた鳥栖のサッカーは、完成半ばなのである。とはいえ、尹晶煥監督はこの10試合の中でシステムや選手を柔軟に変更しているのも事実である。ここは、鳥栖を語りきる前に愛媛の戦い方を見ておく必要がある。

愛媛は、前線からのプレッシャーに加え、素早い守備のラインが特徴である。前線からプレスをかけて、相手がボールを蹴ってきたら守備のラインで待ち受ける。プレスをかわしても、守備ラインが揃っているので、前へボールを運ぶのは困難なのである。この守備のラインは、MF陣とDF陣とで形成されるので、ボールはDFの裏か、守備ラインを見ながら横に動かすしかない。こうなると愛媛のゴールにはなかなか近づけない。

となると、鳥栖のとるべき手段で考えられるのは、うまくボールを動かしながら愛媛の守備ラインのバランスを崩すか、個人で突破を試みて打開するかである。ボランチに入る岡本知剛から出されるパスで揺さぶりをかけ、両サイドMFに入る早坂良太や山瀬幸宏の個人技で突破することが有効だろう。両サイドにボールが入れば、サイドDFも攻撃に参加するので、より愛媛にはこたえるに違いない。ここ2戦で押さえ込まれた中盤が機能すれば、守備の意識が強い愛媛とはいえ簡単には守ることができないだろう。

対する愛媛には、齋藤学という鋭利な武器がある。待ち受けた強靭なDFても、網を張った組織的なDFでも打ち破る突破力がある。彼をゴールに向かって走らせてはいけない。前節も2点のビハインドの状況で、彼のゴールから3得点を奪って勝利している。そして、ここ4試合を3勝1分と勢いづいていることも忘れてはならない。前節の余韻を持ったまま、今節は乗り込んでくるのだからチーム状況が悪いはずは無い。
直近の試合を負けていないチーム同士の戦いなので、白熱した試合になることは間違いない。

話しを冒頭に戻す事をお許しいただきたい。
鳥栖が勝利すればホーム通算100勝目である。同じ1勝でも、喜びはどこか違うと感じるのは筆者だけだろうか。古くからのファンには、今までの99勝の思い出に節目の1勝が加わるのである。新しいファンでも、100勝という節目の試合の証人になるのである。
鳥栖のファンには、やはり嬉しい1勝であろう。愛媛のファンには、その相手になるまじとの思いは強いだろう。ここに勝負が生まれドラマとなる。
どんなゴールでも1点にしかならないサッカーだからこそ1得点の重みがあり、その1点が入ってからしか勝利の権利は生まれない。節目の試合だからこそ、同じ1得点にも別の重みが加わる。観る側の思いでサッカーの試合の面白さを何倍にでも膨らませることができる。
だから、サッカー観戦はやめられない。

以上


2011.06.18 Reported by サカクラゲン
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