6月26日(日) 2011 J2リーグ戦 第18節
大分 2 - 1 鳥取 (18:05/大銀ド/5,794人)
得点者:56' 森島康仁(大分)、69' 実信憲明(鳥取)、88' 三平和司(大分)
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「基本ベースを変えず攻守において前に行く姿勢を強調したかった」という田坂和昭監督が採用したのは、今季初となる3−4−3だった。システムの相性から言えば、4−1−4−1の鳥取に対して、2シャドーの前田俊介、西弘則が相手のアンカーに圧力を掛けにいける反面、最終ラインと中盤の底が数的同数となり、両サイドにスペースが生まれやすい。「最初の5分はまずいと思ったし、恐る恐るという感じだった」(土岐田洸平)という大分は、立ち上がりから攻守両面でぎこちなく、一人ひとりが手探りのなかで動くから、プレスもかからなければ、ボールもスムーズに動かない。
ただ、役割分担がはっきりしていたことで「みんなが自分の仕事ができた」と森島康仁の言葉通り、相手ボールになるとサッと引いてブロックを作った。大分はこれまでの試合で見せていた不安点な守備が改善され、自陣に強固な守備網を形成した。
対する鳥取は、大分のシステム変更に戸惑うものの、リカバリーする時間は十分にあった。それよりも気温28.3度、湿度62%の蒸し暑さにより、生命線の運動量が少なく、集中力も欠けパスやトラップなどの簡単なミスが多かった。これまでの試合で見せた全員が連動し、スピーディーな攻撃が生まれなかった要因だ。前半こそスコアが動かなかったが、56分にミスから森島にボールを奪われ、右サイドを独走され先制点を許した。「前半は大分のシステム変更についていけず、後半は先制され後手後手になった」と松田岳夫は振り返ったが、交代したハメドが単独で決定機を次々に演出し、「自分たちの時間がつくれた」(実信憲明)。69分にはPKであったが同点に追いつき、調子が悪いなりにも試合を振り出しに戻したのはチームの底力を感じた。
先制するとディフェンスラインが下がる大分は、この日も悪い癖が出て追いつかれた。これまでならズルズルと悪い流れを押し返せず逆転される負けパターンであったが、攻撃の選手を次々に投入されたことで、再度流れを引き寄せた。逆転のゴールは、途中出場の2人によるもの。長谷川博一が単独突破からCKを得ると、自らがキッカーとなり起爆剤となった三平和司のヘディングシュートをアシストした。
システム変更、選手交代が的中し、6試合ぶりの勝利となった大分。「安心はしていないけどホッとした」と田坂監督が試合後に語ったのは本音だろう。ひとまず大分は全員で同じイメージを共有することに成功した。もう下向く必要はない。「勝つことで進歩の速度は変る」。視界は開けた。
以上
2011.06.27 Reported by 柚野真也
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