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東日本大震災の影響で延期されていた序盤戦が7月に移行。「HOT6!」と銘打たれて行われる6節でいよいよ前半戦を折り返すことになるが、浦和は一発目の試合でいきなり難敵のG大阪と激突する。
福岡戦でリーグ戦10試合ぶりの勝利を挙げた浦和は前節名古屋と対戦し、結果的には終了間際のPKで勝点1を拾う格好となったが、アウェイで去年のチャンピオンチーム相手に十分戦えたことで選手たちも手応えを感じている。まだまだ手放しで喜べるほどの内容ではなかったかもしれないが、何度かチャンスを作り出し、決定機の数では上回っていた。惜しくもオフサイドでゴールが決まらなかったり、名古屋の守護神・楢崎正剛のスーパーセーブに阻まれたりと、ゴールまでもう一押しというところまで迫っていた。「後ろから見ていても点が入る感じがあるし、いいサッカーをしていると思う」と永田充も力を込める。
去年まで7シーズン連続二桁得点を決めていたエジミウソンは移籍してしまったが、残った選手たちがその穴を埋める働きを見せている。加入当初は噛み合っていないところが垣間見えたマゾーラは攻撃のカードとして存在感を示すようになってきており、先発であろうと途中出場であろうと1試合で1つはチャンスを作っている。原一樹もエースがチームを離れたことに奮起し、元気なところを見せようと奮闘している。
そして、なによりも心強いのは山田直輝が戦線に戻ってきたことだ。浦和が誇る小さな巨人は、今までチームに欠けていた“人のために走る”プレーでチームを活性化させることができる。山田直が動き回ることで守備陣、中盤、前線の血流が良くなる。まさにチームの心臓であり、“浦和のハート”そのものだ。背番号22が躍動すれば結果もついてくるのではないかと期待が高まる。
名古屋戦で頭部を強打して交代したマルシオ・リシャルデスは全体練習に合流するところまで回復している。ただ、頭部はデリケートな部分のため無理は禁物。G大阪戦で起用するかどうか慎重な判断が求められる。
G大阪は浦和にとっての鬼門。2007年8月の試合を最後に公式戦で約4年間、G大阪から白星を挙げることができていない。成績を見ると2分7敗と屈辱的な結果となっており、2009年から4連敗中。そしてG大阪は現在リーグ戦3連勝と波に乗っており、浦和は「HOT6!」の初っ端から大きな壁に挑むことになった。
G大阪は得点ランクトップを走っていたアドリアーノが中東に移籍したが、戦力ダウンの影響はまるで感じられない。むしろ彼がチームを離れた後の3試合で11得点と大量点を取っている。しかも横浜FM、柏、広島といった強敵からゴールを量産し、アドリアーノがいた頃よりも破壊力が増している印象さえある。得点源だったエースの離脱でより多くの人間がゴールに絡もうとする場面が増えていて、攻撃の選択肢に幅が生まれている。西野朗監督も「攻撃に自分がプラスアルファを与えないといけないという意識が全員にあると思う」と話している。
浦和が勝利するための絶対条件、それは先取点を許さないことだ。今季、浦和は先制された試合が8ゲームあるが、結果は3分5敗と逆転勝利は1つもない。今回の相手はJリーグ屈指の攻撃力を誇り、選手の状況判断力、戦術理解度もピカイチ。高いボールポゼッションから分厚い攻撃をたたみかけるだけでなく、手堅い守りから電光石火のカウンターで敵の喉元を切り裂くのもうまい。G大阪が先制した試合の成績は5勝1分1敗。浦和は先制点を奪われた時点で負けを覚悟しなくてはいけない。
先制点を与えないためにも、絶対に抑えなくてはいけないのが遠藤保仁だ。浦和は勝てていない9試合でG大阪に合計16得点を奪われているが、そのうちの7得点を遠藤に決められている。そして遠藤は自分で決めなかったとしても、必ずと言っていいほど得点に絡んでいる。「ヤットさんがキーポイントになる」と永田が警戒するように、浦和戦で忌々しいほど輝く“レッズキラー”を止めないと勝利は見えて来ない。日本屈指のプレーメーカーはG大阪にとっても、浦和にとっても勝敗の鍵を握る存在だ。
遠藤に活躍の機会を与えないという意味では、セットプレーでもこれまで以上に細心の注意を払う必要がある。16ゴールのうち、遠藤のセットプレーから6失点を喫している。今季、浦和はセットプレーの対処で緩い場面が目立つ。CKもFKもマンツーマンで対処しているが、あっさりとマークを外されることが多い。高さで競り負けるなら致し方ない面もあるが、フリーでシュートを打たせていては話にならない。
壁の作り方が粗いのも気になる。特に簡単に相手選手を壁に侵入させているのは問題だ。清水戦では岩下敬輔が作った壁の隙間を通されて失点しているし、名古屋戦ではGKのファインセーブで失点こそ免れたものの、壁の間に穴を作られて決定的なFKを打たれている。G大阪は壁に味方を紛れ込ませ、遠藤が穴を通して直接ゴールを狙うという形も見せている。浦和がこれまで通りの緩い対応をすれば、その隙を見逃してはくれないだろう。
今、浦和がやるべきことは今日より明日、明日より明後日とちょっとずつでも前に向かって進んでいくことだ。失った自信も少しずつ取り戻してきている。難敵を下すことができれば、今後に向けて大きな弾みになるはずだ。
■この試合注目のHOT BALLER:遠藤保仁(G大阪)
以上
2011.07.01 Reported by 神谷正明













