スカパー!生中継 Ch180 後06:20〜
☆豪華賞品が当たる!totoリーグに投票しよう!|HOT6特集
----------
6月の5連戦ではどちらも3勝1分1敗。徐々に調子を上げてきた清水と鹿島が、今年の元日・天皇杯決勝戦以来の対戦を迎える。7月の「HOT6!」で一気に上位に迫るという目標を持つ両チームにとって、その初戦は非常に重要な意味を持つ。
清水のゴトビ監督は、6月は5試合で勝点12という強気の目標を設定し、結果は勝点10。目標はクリアできなかったが、10人の川崎Fに敗れた第17節に勝っていれば勝点13、引き分けなら勝点11だったことを考えると、けっして非現実的な設定ではなかったと言える。
それを受けて7月の目標は、6試合で「勝点15」。さらに強気な設定だが、アウェイで好成績を残していることを考えると(今月は6試合中4試合がアウェイ)、この鹿島戦に勝って勢いに乗れば、けっして不可能な数字ではない。もちろん、その目標がクリアできれば、間違いなく上位グループに食い込めるはずだ。
前回の仙台戦のプレビューでは、ホームで良いゲームができないことが目下最大の課題と指摘したが、前節は非常に勝負強い戦いで仙台に初黒星をつけ、ひとつ大きな自信をつけた。ただ、ホームでの強さを本物にできるかどうかは、この鹿島戦に勝てるかどうかにかかっている。
それに向けた清水のチーム状態は、急上昇ではないが、着実に右肩上がりの曲線を描いている。守備に関しては、試合を重ねるごとにゴトビ戦術の浸透度が増しており、課題のボランチにも駒が揃ってきて、安定感は増している。ただ、川崎F戦で象徴的に見られた通り、自分たちの形で戦えていない時間帯には、やはり失点が多くなっている。とくに球際の競り合いで負けたり、セカンドボールを拾われたりする場面が多くなると、DFラインが下がって中盤にスペースができ、戦術が攻守ともに機能しない状況に陥りやすい。
そう考えると、鹿島は球際で非常に強いチームなので、その勝負で負けないことが、この試合で勝つための大前提となる。今節はボスナーが出場停止から戻り、村松大輔も前節からチームに復帰しており、守備陣の顔ぶれは充実。センターバックはボスナーと岩下敬輔のコンビに戻る可能性が高そうなので、ボランチで誰が先発するのか、また1ボランチなのか2ボランチなのかという点も、大きな注目点だ。
中盤の球際で負けないことを重視すれば、G大阪戦と同じく村松と平岡康裕のドイスボランチになることも考えられる。とくにボールへの出足が非常に鋭く、ボール奪取能力も高い村松は、ゴトビ監督の信頼も厚く、この試合のキーマンとなる可能性は高い。ボランチに関してゴトビ監督がどんな選択をするのか、試合前の楽しみのひとつとなる。
攻撃に関しては、中盤の守備で優位に立てているときはポゼッション率も高くなり、DFラインでも落ち着いてボールを回せるようになってきた。ただ、そこから先、アタッキングサードでの崩しの部分は、まだまだ物足りない。戦術的には、攻撃陣の流動的な動きがあまり求められていないため、見ていて前線の動きが足りないようにも見えるが、その中でも良いタイミングで良いスペースに動き出せば、相手にとって危険な位置にパスを通し、チャンスも作れるというのがゴトビ流の考え方だ。したがって、パスをもらう側の動き出しと、出す側のタイミングがピタリと合うかどうかという部分には、ぜひ注目してみてほしい。
また、限られたチャンスを決めるという点においては、高原直泰とアレックスが素晴らしい働きを見せており、ここは他チームを凌駕する部分だ。もちろん、大前元紀や高木俊幸、永井雄一郎らのゴールも待たれるが、まず高原とアレックスにどれだけ決定機を供給できるかが、チームとして大きなテーマとなるだろう。
対する鹿島は、ここまでリーグ戦ではなかなか鹿島らしさを発揮できておらず、4勝3分4敗(勝点15)の12位。これはACLの影響で2試合少ない暫定順位だが、ホームで負け越しているのも鹿島らしくないところだ。6月は前述の通り3勝1分1敗と調子を取り戻しつつあるが、昨年まで絶対的な司令塔だった小笠原満男が先発から外れることが多くなり、清水から移籍した本田拓也や大型ルーキー・柴崎岳、フェリペ ガブリエルらが故障により欠場濃厚。チームの強みである中盤は、盤石とは言えない状況にある。ただ、増田誓志や遠藤康が良い働きを見せており、世代交代が進んでいるという見方もできる。
また、前線の興梠慎三や田代有三も質の高いプレーを見せており、ターゲットマンとその周囲を動き回るスピード豊かな選手という組み合わせで、バランスも良好。ロングボールからチャンスを作る能力も高いため、清水のDF陣にとっては要注意のポイントとなるだろう。
さらに、セットプレーやカウンターも鹿島の伝統的な武器であり、岩政大樹が3ゴールを決めていることからもわかるように、そこは今年も健在。拮抗した1点勝負になるほど強みを発揮してくる部分だけに、清水にとってはもっとも警戒すべきポイントと言える。
どちらにとっても相当タフな戦いになることは間違いないが、今のチーム状況を考えても、天皇杯のリベンジという意味でも、清水にとってはホームで鹿島を倒すことが絶対に欠かせない。仙台戦と同様、メンタル面も非常に重要な戦いになるだけに、今度もホームで高い集中力と勝利への執着心、そして何より強い誇りと自信を、清水の選手たちにはピッチ上で存分に発揮してほしい。
■この試合注目のHOT BALLER:村松大輔(清水)
以上
2011.07.01 Reported by 前島芳雄













