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前節清水に敗れ、開幕からの無敗記録が12で途切れた仙台。
現場としては「無敗記録というのが途切れたところで、少し肩の荷が下りたような気がする」(清水戦終了後の手倉森誠監督)、「これまでも目の前の試合で一試合一試合、全力を尽くしてきた。今もそれと同じ気持ち。一敗して、沈んでるようではダメだ」(30日練習後の梁勇基)というように、記録が潰えたという事実は認識しつつ、ことのほか淡々と次に向かい切り替えている雰囲気が伝わってくるのだが、周囲はやはり「一敗した直後の仙台はどうなるか?」という目線で、チームを見つめる。
ともかく、連敗は避けたい。
だが仙台にとって、今節対戦する名古屋は、これまで3年分のJ1での対戦でなんと6戦6敗。つまり、連敗を回避するためには、クラブとして史上初の「成果」を得なければならないという、極めて難しい状況である。
まして、名古屋は現在、リーグ戦7戦負け無し中(4勝3分)。「本当はACLの疲れがある、3月の状態での名古屋と対戦を望んでいた。今は調子を上げてきてしまっている」と手倉森監督も困り顔。そんな仙台に、果たして勝機はあるのか?
…と、煽るだけ煽ってみたが、今の仙台ならば、この難しいタスクを乗り越えられる可能性も、決して小さくはない。前節は清水の守備戦術に苦しみ、序盤は攻撃の形を作れなかった仙台だったが、今の仙台はこの手がダメでもあの手が…といった風に、多くのオプションを抱えている。赤嶺真吾、柳沢敦という、ボールの収まる2トップを活かし、ショートパスで相手守備を浸食していく攻撃が封じられたと見るや、監督は太田吉彰を投入、中盤でブロックを組んだ清水の守備を飛び越え、相手の裏をスピードで脅かすことで、ゲームを互角以上の展開へと持ちこんだ。
また、得点を得るというこの試合での目的こそ達成できなかったものの、清水戦が今季初登場となった中原貴之が、チームの中で何の問題も無く機能した点も、今後の戦いに向けて確かな自信となった。「ダイナミックな展開でもチャンスを作れるし、例えばセンタリングを中原が(ファーで)折り返す攻撃ができるようになれば、チームはまた強くなれる」と監督も手応えを感じている様子。
また手倉森監督は、今のチーム自体の成熟も、名古屋に対して結果を残せそうな要因として挙げる。「去年まではまだチームも若く、スコアや時間帯によって、メンタルが変動してしまい、ゲームコントロールがやりきれなかったが、今は違う」。昨年の名古屋戦も、一旦は同点、もしくは先制点を得ながら、終盤の失点で結局勝点を逃す展開を2試合続けてしまった。しかし、手堅さを存分に発揮している今季のチームならば…期待は膨らむ。
とはいえ、そう語る監督が「でも、あり得ない話とはいえ、仮に7〜80分とボールを自分たちが握ることができても、それ以外の時間に相手の弱点を突けるのが名古屋」と評するように、名古屋もそう簡単に勝点を明け渡してはくれないだろう。
前述の通り7戦負け無しの名古屋。好成績を後押しするのが、攻撃陣の復調だ。8得点の玉田圭司、6得点のケネディという旧来戦力の他に、今季は若き磯村亮太が台頭。3トップの下、攻撃的MFとして定着した彼はここまでリーグ戦3試合連続得点中と、ある意味現在の攻撃陣の中で最も勢いに乗っている存在だ。「前線の選手の攻撃力が活き、勝負強さが戻ってきた印象がある」と梁が警戒するように、今の名古屋はツボにはまれば大量得点を奪い去る力を十分に持っている。
だが仙台も、ただただやられるわけにはいかない。そこでカギになるのは、この試合が3試合ぶりの復帰戦となりそうな、センターバックの曹秉局。元・韓国代表であり、滞空時間の長いヘッドを持つ彼を、手倉森監督はケネディへとぶつける構え。韓国とオーストラリア。代表レベルのエアバトルは迫力のあるものとなりそうだ。
前輪駆動な分、今の名古屋は守備に若干の不安が。負け無し期間も完封3つの一方、2失点も3度記録しており、さらに今節は、前節で負傷したGK楢崎正剛がおそらく出場できない。名古屋の攻撃力にしっかりと抵抗できれば、仙台もクラブ初の対名古屋戦初勝点には、手が届く状況にある。
曹秉局は言う。「『負けたこと』よりも、『(次に)勝つこと』が大事」。
今季、震災に対し負けないというメッセージを体現するために「負けないこと」に大きな意味を持ってプレーしていた仙台。確かに、前節は敗れた。しかしこれからは「敗れても、また再起すること」がキーワードとなる。それもまた、被災地への勇気へつながると思うがどうか。
この試合にはすでに報じられているとおり、氣志團が来場、「スタンディング・センダイ」の歌のエールを、ハーフタイムにサポーターへ送ることになっている。文字どおり、仙台は再び立ち上がることができるか。
以上
■この試合注目のHOT BALLER:曹秉局(仙台)













