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C大阪と柏。比べてみると、共通項は多い。
監督は、ブラジルでも名をとどろかせ、日本での指揮も長い、百戦錬磨の名将。レヴィークルピとネルシーニョ。ともに一時はJ2での戦いを強いられながら、クラブが長期的な視野に立っていたこともあり、タクトを振るい続けている。その結果、C大阪は2009年に勝点100越えを達成しての2位、柏は10年に2位以下に勝点10差を付ける圧倒的な実力で優勝し、それぞれJ1へ復帰。昇格したシーズンではそれぞれ好成績を記録し、10年シーズンでC大阪が3位となってACL出場権を獲得し、今季もACLで日本勢唯一のベスト8入りを果たせば、この11年シーズンではここまで柏がリーグ戦暫定首位に立つなど、継続的にチームを作り上げた成果を示している。
戦術は、C大阪も柏もオフェンシブ。チームでは背番号10のブラジル人司令塔、マルチネスとレアンドロ ドミンゲスが舵を取る。両サイドはともにアグレッシブ。特に対面での対決となるC大阪の丸橋祐介と、柏の酒井宏樹は、1990年生まれのロンドンオリンピック世代であり、どちらが好クロスを上げてチームの得点に絡むかは見どころの1つ。また、C大阪なら茂庭照幸、柏なら北嶋秀朗と、頼れるベテランがチームを牽引。若きタレントも、C大阪が清武弘嗣、乾貴士、倉田秋、ホドリゴ ピンパォン、キム ボギョンら数多く並べば、柏も今季8ゴールで得点ランキング2位と好調な田中順也をはじめ、大津祐樹、工藤壮人、茨田陽生ら、活きのいい選手たちがJ1のピッチで躍動中。これらの要素を見ていくと、両者の直接対決が今から楽しみになる。そう思う人々も多いのではないだろうか。
ただし、両者には大きな違いがある。それは今季のJ1での成績、そして得点力だ。
柏は前述のとおり、攻守ががっちり噛み合って、すでに9勝をあげて勝点28を叩きだし、暫定首位とリーグを盛り上げているが、一方のC大阪はわずか2勝。柏から勝点差16の13位(勝点12)に低迷している。シーズンの折り返し点が近いなか、東日本大震災の影響で順延分の日程が組み込まれた7月の「HOT6」では、上位進出のためにも、勝ち続ける必要がある。しかも、今月はホームゲーム4試合とC大阪には有利なスケジュール。その初戦となるこの柏戦の重要度はとりわけ高い。
守備面では失点がC大阪は14、柏は12と差がないこともあり、鍵となるのは、決定力。シュート数でC大阪(187)が柏(136)を上回りながら、得点を見比べるとC大阪の15に対して、柏は26と、ここまでは柏の効率のよさが際立つ。「今までの試合を振り返っても、パフォーマンスが悪い試合はほとんどない。FWだけじゃなく、中盤、サイドバックの選手も含めて、みんなで決定力のところを高めていきたい」とマルチネスも言うように、C大阪としては「フィニッシュの精度」に全力を注ぐことが、この試合ではとりわけ大事になる。
「柏の強さは本物。強いし、勢いがある。誰が出ても結果を残していて、攻撃力もすごいし、守備も安定している。見習うところも多い相手だ」とC大阪主将の茂庭は柏を絶賛。ただし、「そういう相手でも、しっかりとセレッソは形を作れる。自信を持って闘える」と、臆することはまったくない。「なんとか、内容をともなった戦いで、勝ちたい」と高橋大輔。「自分たちが首位を倒すことで、勢いをつけたい」ところだ。
そして、今回の会場は、2011年のJ1では初のC大阪ホームゲーム開催となる、大阪長居スタジアム。ACLグループリーグでは3戦3勝の成績を残した、今季「勝ち運」を持つ桜の聖地で、C大阪は夏の攻勢のスタートを切る。今回はU−22日本代表の主軸である清武も復帰するなど、ベストメンバーを揃えて柏と対戦できる模様だ。
果たして、ゴール前で輝くのは、抜群のコンビを見せる清武、乾らC大阪の攻撃陣か。それとも、柏の田中がまたしても豪快な左足でのゴールを炸裂させるのか。今節の大阪、長居は、蒸し暑くなるだろう。それでも、その暑さを吹き飛ばすくらい「熱い」戦いが繰り広げられそうだ。
■この試合注目のHOT BALLER:マルチネス(C大阪)
以上
2011.07.01 Reported by 前田敏勝













