今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第22節 大宮 vs 山形】プレビュー:課題となっている後半のプレーを克服し、大宮は今季ホーム初勝利をつかめるか?残留への希望を懸けて連勝をめざす山形との一戦!(11.08.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月20日(土)J1 第22節 大宮 vs 山形(19:00KICK OFF/NACKチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch185 後06:50〜
豪華賞品が当たる!totoリーグに投票しよう!
大宮 9,242票vs山形 11,411票⇒どっちが勝つ投票(19日19:00現在)
----------
ここまで5分5敗。今シーズンのホーム初勝利に向けた、15位・大宮の11度目の挑戦となる。迎える相手は17位・山形。前節の勝利を受け、今シーズン初の連勝を懸ける。

大宮は前回のホーム・仙台戦で、加入したばかりのホドリゴ ピンパォンをラファエルとの2トップで先発起用。「前半は非常に良いゲームをした」(鈴木淳監督)と2得点で折り返したが、後半には別のチームになったような内容で追いつかれ、今季ホーム初勝利を逃すと、前節でも「そんなに悪くないかなという感じ」(鈴木監督)と前半を0-0で折り返したが、後半の立ち上がりで9分までに2失点し、最終的には0-3で敗れている。前半1-0から横浜FMに逆転負けを喫した3節前から、「後半の試合運び」という課題が浮かび上がっている。そして、ここをクリアしない限り、ホームでの初勝利は得られない。

ピンパォンの加入は、ボランチの上田康太を軸にした大宮のパスサッカーをさらに魅力的なものにしている。人の出入りの多い大宮にあって、すでに何ヵ月もプレーしているかのようにスムーズに動き、必要があれば受けに下りてきて、さばいてはまた前線のスペースめがけてスピードを上げていく。大宮でのデビュー戦となった仙台戦では、ラファエルとの連携で見事なカウンターから得点も決め、前節でも決めきれなかったものの決定的な場面をつくっている。

しかし、チームとしては攻撃で高い理想を求める一方、ひとたび守勢に回ったときには脆さが目立つ。ディフェンスラインで深谷友基に続き、前節の直前には金英權が負傷離脱した影響も少なからずある。深谷は前節、ベンチには戻ってきたが、2失点したところでサイドバックを代えざるを得なかったこともあり、出場の機会はなかった。後半にパフォーマンスが落ちる課題について、鈴木監督は「選手も十分にわかっているし、シンプルにプレーしようという話もしています。選手同士で確認もしているんですが、それが実行できないというのは、はっきり言って実力がないということ。やはりメンタル的なところも影響しているんじゃないのかなと思います」と苦しい状況を説明しているが、この状況が続くことで攻撃面のアグレッシブさが失われることが、今もっとも危惧されること。1試合でも早くこの壁を克服するために、変化を求めるのもひとつの方法だ。

対する山形は、ここまで勝点15の17位。J1残留を考えると、ここ数年の残留ボーダーラインに到達するためにどうしても必要なものが、今シーズンまだなし得ていない連勝だ。前節はホームに16位・甲府を迎えての直接対決で、先制を許したものの逆転で3-1と勝利。甲府との勝点差を2まで縮め、勢いをもって乗り込むのが今節となる。15位・大宮は残留へ向けた当面のターゲットで、「勝って大宮と勝点5差になれば、状況は随分変わってくる」(小林伸二監督)という重要な一戦。

その前節で2得点を挙げた山崎雅人の加入は、山形に新たな風を吹き込んでいる。得点力も期待されるが、大きな役割は攻撃全体の活性化。「まず山崎に第1(の動き)としてスペースに。そこで新たなスペースができる」(小林監督)。山崎のスペースメイクが流動的な動きをつくり、縦パスの選択肢が増えることで効果的な攻撃につながっている。また、甲府戦では守備でも積極性が目立ち、それが攻撃への流れにスムーズにつながった。これまでは失点をゼロにしようと意気込むあまり、逆にプレーが消極的になっていた部分もあったが、「ゲームは大事なんだけど、大事さが強すぎて硬くなるよりも、チャレンジして自分たちで獲得するという気持ちのほうを持っておいたほうがいい」(小林監督)と意識の持ち方を変えたことで、いい結果がもたらされている。チームの歯車がここへ来て噛み合ってきた印象は強い。

山形のホームで対戦した前回は、山形がゲームを握っていた29分、金英權のフィードに、4-2-3-1のトップ下でプレーしていた藤本主税がフリーで裏へ飛び出し、李正秀を経由してフィニッシュは東慶悟。この1点を守りきって大宮が勝利している。山形がもっとも警戒しなければならないのは、こうした裏への飛び出しだ。前節・甲府戦でもパウリーニョに一瞬の隙を突かれてフリーで飛び出されているが、特に相手のサイドハーフが中央に潜り込んでくる動きには目を光らせ続ける必要がある。それと同時に、そのパスの起点となる上田へのプレッシャーも欠かせない。積極的に行くなら、その上田にボランチを充てたいが、リスクとの兼ね合いでフォワードの1枚を戻す手も考えられる。

難しいバランス感覚が求められていることは、大宮も変わらない。大宮は相手陣内で積極的にゲームを動かしている時間帯に得点したいが、攻撃時のリスク管理をどう見直すのかがポイントになる。特に、サイドを突破された状態でクロスを受けた場合、飛び込むマークに対応が追いついていないのがここ数試合で見られる失点パターンだ。サイドバックをしっかりと押し上げることが大宮が攻撃するうえでの重要な要素でもあるが、ここでも戦況の見極めが重要になる。

サイドチェンジを含めてボールを動かす攻撃側と、それに対応する守備側の駆け引きが90分をとおして展開される。勝利をめざして戦うことはもちろんだが、明確なコンセプトを掲げ、それを遂行する過程を大事にしている両チーム。自分たちの目的を遂げたチームこそが勝利をつかむことになる。

以上

2011.08.19 Reported by 佐藤円
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着