スカパー!生中継 Ch180 後05:50〜
☆豪華賞品が当たる!totoリーグに投票しよう!
甲府 31,368票vs浦和 25,236票⇒どっちが勝つ投票(19日19:00現在)
----------
今シーズンの始動時に浦和は優勝争いを目標に、甲府はJ1残留を目標に掲げてスタートしたが、半分を過ぎた現在…浦和は12位、甲府は監督辞任の末に16位…。甲府は目標に近い位置にいるにはいるのだが残留ラインの15位・大宮とは6ポイント差で17位・山形に肉薄されている苦しい状況。ホームゲームを国立で開催する甲府にとって勝点3を取って大宮を追撃することも大事だが選手の人件費もかかっているので集客も重要。そのためには浦和が盛り上がってくれないと困るのだが、浦和サポーターの諸兄はどんな想いなのだろうか。今年の浦和は、開幕直後は負けが多かったが、徐々に引き分けで済むようになり、ここ5試合は4勝1敗(ヤマザキナビスコカップ含む)。ACL圏内に浮上するには大連勝が必要だが、ACLの夢を繋ぐためには今節は重要だと思うので是非国立に。天気が気になる人もいるだろうが、もし雨が降っても大丈夫。甲府のポンチョは頭や肩の部分が赤なので遠めで見ればゴール裏の赤の雰囲気は保てるはずなので買ってね。
7月23日(J1第6節)、久しぶりに埼スタに行ってスタジアムの大きさと素晴らしさを改めて感じた。そして、分厚いマッチデープログラム(300円)にも驚いた。監督、選手のコメント、インタビュー、人物モノ原稿だけでなく、レッズレディースの記事まで載っていて全部読むのに2時間くらいかかりそうな充実ぶり。浦和というクラブが物凄く大掛かりな仕組みで動いていることを実感した。また、坪井慶介がベンチにも入っていないで記者席の隣のエリアで試合を見ていたことにも驚いた。今と同じ給料は到底払えないけれど、甲府ならまだまだチャンスはあるので、使わないなら坪井の力を甲府が借りたいとも思った。このときの対戦ではGK加藤順大が一発退場となって甲府が有利に試合を進めるはずが、甲府のシュートは打っても打っても入らず、不完全なゾーンディフェンスの穴をしっかり突かれて0−2で敗北。その前の試合でG大阪に4−3で打ち勝っていた甲府にとってショックな敗北で、この試合から現在5連敗中(ヤマザキナビスコカップ含む)。前回のJ1昇格時(06年〜07年)は清水、新潟、浦和には1回も勝てなかったが、今回は清水、新潟には勝ったので「浦和にも勝てるかも」と楽観的になっていた面もあったが甘くはなかった。埼スタで浦和に勝つってことは物凄いことなんだと思い知らされた。
今週の甲府は攻撃のトレーニングが中心で、佐久間悟監督は「守備の時間を少しでも短くしたい」と話した。これは守備に自信があるのではなく、守備の完成度を高めるよりも攻撃の時間を長くするほうが現実的と判断しているから。それだけ甲府の守備は修正し始めればキリがないということ。ダニエル、金珍圭という核となる大型の選手が揃っているのだが、相手ボールにプレッシャーをかけられないから組織として彼らの能力を活かすことが出来ていない。おまけに、今節は金が負傷で出場できない可能性が高い。浦和の2列目のアタッカー原口元気、山田直輝、田中達也やボランチの柏木陽介に仕事をさせないようにするには甲府の選手は脳みそも身体も相当汗をかかないといけない。今節のVFK(ヴァンフォーレ甲府)30の選抜メンバーではなくて、先発メンバーには井澤惇らこれまでチャンスを手に出来なかったフレッシュな選手(オジサン含む)が複数起用される。彼らがディフェンスラインの前のスペースで浦和の選手が前を向いてボールを持てないように出来るか、奪ったボールを失わずに前に運ぶことが出来るかがポイントになる。
18日の練習後、井澤は「責任あるプレーをしたい。去年も今年もほとんど試合には出られなかったのでチャンスを活かしたい。浦和のロンドン五輪世代の選手にも負けたくない」と話した。そして、それを聞いていたチームメイトからは「『僕もロンドン五輪目指しています』って言え」と茶化されていたが、井澤はその価値がある選手。プレッシャーのかかる狭いエリアでも能動的にプレー出来る選手なので、ボールを失わないクオリティと自信とボールを奪い返すパワーがもう少し高まれば充分に通用するはず。浦和相手に見せるパフォーマンス次第ではチャンスの扉が大きく開く可能性もある。彼がその自覚を持ってやりきることが出来るのかに注目して欲しい。また、この国立という舞台に燃えている選手もいる。2001年の高校サッカー選手権の得点王・片桐淳至(岐阜工高)だ。卒業後は名古屋に加入したものの、活躍することなく地域リーグまでカテゴリーを下げた。しかし、東海リーグ1部の岐阜で再起を誓ってJ2まで上がり、09年途中にJ2甲府に移籍して、今年J1へ戻ってきた。高校卒業後は国立のベンチに1回座ったことがあるだけで試合に出場したことがない。片桐は「今週はこの話を5回くらいしている」と笑うが、チームの勝利のために戦うことに加えて、得点王になった舞台でプロとして初めてプレーする相手が浦和という状況は心の炎にガソリンを継ぎ足すようなモチベーションを与えてくれるはず。
今年の甲府は選手の補強・構成では少なくともクラブの規模に見合った成功を収めているが、個々の能力を活かすチームを構築することに大苦戦している。だから名古屋、鹿島、G大阪に勝ちながらも、他のチームにその勝利に見合う戦いを出来ずに勝点を失い続けている。急にチームのバランスが改善して安定することはないだろう。いい戦いと不安定な戦いの間、ディフェンスラインとボランチの間、ボランチとフォワードの間を埋めるのは運動量と諦めない気持ちしかない、今は。J2と違ってJ1ではそうそう勝てないことは覚悟していたが、甲府が失ってはならないのは諦めない姿勢。これがあれば勝ち負けに関係なくサポーターの心は熱くなる。熱くなればサポートする気持ちも強くなる。残り13試合、諦めない戦いを原点に細部を修正して勝点を積み上げていこう。ピッチもゴール裏も絶対に諦めない甲府を浦和に見せつけよう。
以上
2011.08.19 Reported by 松尾潤
















