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【J1:第22節 神戸 vs 新潟】レポート:“いぶし銀”吉田が魅せた。神戸が今季初の逆転勝ちで8位浮上(11.08.21)

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8月20日(土) 2011 J1リーグ戦 第22節
神戸 2 - 1 新潟 (19:04/ホームズ/11,340人)
得点者:4' アンデルソン(新潟)、30' 吉田孝行(神戸)、60' 松岡亮輔(神戸)
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終了の笛が鳴った瞬間、神戸の朴康造は喜びを噛み締めるように何度か手を叩いた。北本久仁衛は、茂木弘人の出場停止により慣れない左サイドバックを任された近藤岳登の労をねぎらうように、近藤のスキンヘッドを力強く撫で回した。そして、スタンドからは拍手喝采が鳴り止まない。3シーズンぶりの4連勝を決めた神戸の勢いを象徴するような光景がホームズスタジアム神戸に広がった。

内容は新潟の黒崎久志監督が「試合の入りは最高だった。でも、終わってみれば最悪の終わり方だった」と会見で話したように、前半の立ち上がりは新潟が完全にゲームを支配した。前半の4分には、新潟の石川直樹がパスカットから、左へ流れたブルーノ ロペスへ繋ぎ、折り返しを中央のアンデルソンが決めて先制に成功。その後も神戸のお株を奪うような球際の強さをみせていいリズムを作った。

だが、神戸が浮き足立っていた時間帯に、新潟は追加点が奪えず。神戸本来の早いプレスが機能し始めると、前半15分あたりから徐々に流れは変わっていく。そして前半30分、神戸の吉田孝行が絶妙な胸トラップから美しいボレーを決めて1−1の同点に。その後も、リズムを取り戻した神戸が試合の主導権を握り続けた。

同点で迎えた後半。立ち上がりから攻勢に出たのは勢いに乗る神戸。くさびのボールを前線の吉田が正確なワンタッチではたき、朴や大久保嘉人が展開するいいリズムで神戸が再三チャンスを作っていく。そして60分。1点目をお膳立てしていた松岡亮輔が、今度は自ら得点。吉田が中央でDF3人を交わしてシュートを放ち、新潟のGK東口順昭が弾いたところを松岡がきっちりと詰めて逆転に成功した。

試合後、松岡は「タカ(吉田)さんが左に流れ、こぼれ球のセオリーとしては逆サイドにいたら来るかなと。運もあるけれど、あの位置まで上がっていたのが、得点につながった」とゴールシーンを振り返った。この松岡のゴールが決勝点となり、神戸が今季初の逆転勝ちで8位に浮上。全体的に、連勝街道をひた走る神戸が、その勢いで新潟をねじ伏せたようなゲームだった。

それにしても特筆すべきは吉田だ。ここ4試合で5得点。前線から積極的にプレスをかけ、くさびのボールもしっかり収まる。テンポよく周囲へボールをはたいて攻撃のリズムを作ったかと思えば、勝負どころでは自らドリブルで相手DF2、3人を背負いながらシュートまで持っていく。神戸の和田昌裕監督が「キャプテンとしてチームに喝を入れたり、声をかけたり…。なおかつ、パフォーマンスも非常にいい。彼自身も満足していると思う」と試合後にコメントするように、乗りに乗っている印象だ。

何より、新潟の黒崎久志監督が今節の総評で「吉田のところでセカンドボール拾われ、同点にされた」や「(新潟の守備が)コンパクトにできなかったところで、同じように吉田にかわされてやられてしまった」と名指ししたほど、相手チームの脅威になりつつある。

ただ、吉田自身は「(4試合5得点について)まぁ、そのへんはあまり意識していないので。入る時は入りますし…」と冷静に自分を評す。個人ではなく、あくまでチーム第一。彼が彼らしくある限り、神戸の連勝は続くかもしれない。

以上

2011.08.21 Reported by 白井邦彦
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