スカパー!生中継 Ch182 後03:50〜
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先週の天皇杯2回戦を終えて、2週間ぶりのリーグ戦を愛媛は再びニンジニアスタジアムで迎える。これで、リーグ戦と天皇杯を合わせて愛媛は4戦続けてのホームゲーム。その3戦目となった前回の天皇杯で得た白星をきっかけに、今節はリーグ戦でも5試合ぶりとなる勝利をつかみたいところ。また、ホームで戦い続けるアドバンテージを最大限に生かし、今節の熊本戦から始まる5連戦への弾みをつけたい一戦だ。これに対して熊本は、愛媛と逆にアウェイでの戦いが続く。天皇杯と今節も含めた直近の公式戦5試合で、ホームゲームは1試合だけ。アウェイの天皇杯では鳥取に0−3で敗れているだけに、今回は勝点を持ってホームに帰りたいところ。6位栃木との勝点差はわずか3で9位につけており、昇格争いに食い込むためにもその勝点は3が望ましい。
ただ、最近の両者の戦いぶりを見ていると、1点が重みを持つジリジリとした展開になる可能性が高い。どちらも守備が安定しており、失点が少ないことがその理由のひとつ。まず愛媛に関しては、前半に退場者を出して試合が壊れてしまったF東京戦を除けば、9月以降のリーグ戦5試合で2失点。天皇杯でもJFLのFC琉球が相手とはいえ、完封している。そして一方の熊本も、リーグ戦では6試合で3失点。どちらも組織で守るスタイルがチームに浸透しており、何かアクシデントがなければロースコアの勝負になるだろう。
その手堅い展開になりそうな要素としてはもう1つ、どちらも得点力不足が課題であることも挙げられる。その点、愛媛は怪我で天皇杯を欠場した齋藤学が復帰する可能性が高く、得点ランキング4位のストライカーが復帰することは心強い。しかし「FC琉球戦でも、もっといい形を作らないといけなかった。自分たちから崩す、というビルドアップができていない」と語るのは、その試合で1ゴール1アシストの内田健太。愛媛は天皇杯に限らず、目指すポゼッションから相手を崩すという形が作れていないことがリーグ戦で勝ち切れない状況にもつながっている。そのビルドアップが上手くいかない要因としては、怪我や出場停止で選手が入れ替わり続け、サイドバックがタイミングよく高い位置を取れていないことが1つ。以前なら、怪我で戦線離脱中の関根永悟が示していたようなプレーだ。攻撃の生命線ともいえるその形が今は少なく、なかなかスイッチが入らないことが愛媛の攻撃を停滞させる要因の1つだろう。
ただ、「もっとみんながボールを受けたい、という気持ちでサポートをしたり、プレーに関わったりすることが必要」と内田は言うが、サイドの選手に限らず、今節は全員がもっと強い気持ちでゴールへ向かう姿勢が必要だ。「ミスをしないことや判断を速くすること、準備をすることとかちょっとしたことで変わると思うし、意識の問題」と内田は続けるが、それをピッチに立つ全員が意識して戦えるか。「自分たちがパッシブになれば相手に勢いを与えてしまうし、ゴールも遠くなる」とバルバリッチ監督も指摘するが、守備でも常に積極的に熊本の保持するボールを狙いたい。失点が少ないとはいえ、熊本にもミスや隙がないわけではなく、そこをキッチリ突くこともゴールに近づくポイントだ。
そして、それは同じようなことが熊本にも言える。前線の長沢駿にボールを預けたあと、どれだけ速くそれをサポートしてゴールに近づけるか。6月の対戦での武富孝介のように、2列目からファビオや大迫希が仕掛け、そして最終ラインからは市村篤司らが前線に顔を出して愛媛のブロックをこじ開けられるか。先制点を奪えば、どちらも心理的には優位に立てるはず。欲を言えば、追加点を奪って勝ち切るような展開が理想で、そうなれば今後の連戦に向けて弾みもつく。愛媛も熊本も、そういうゲーム運びで勝利を目指したい一戦だ。
以上
2011.10.15 Reported by 近藤義博















