スカパー!生中継 Ch182 後00:50〜
☆totoリーグ第4ターン開催中!
----------
残り10試合となったJ2も佳境を迎えた。ここからは、ヒリヒリした昇格レースが幕を開ける。何といっても今節から続く中2日、3日の5連戦で決まると言っても過言ではない。首位を走るF東京にとっては、この10月シリーズの結果次第で、一抜けも可能かもしれない。ただ、そこは楽観視できない。なぜなら、今シーズン、J2は甘くないと痛感させられたからだ。
DF森重真人は「この5連戦を勝ち越せないと厳しくなる。今年は厳しい思いもしている。ここでしっかりと勝っていいイメージを残して次に進みたい」と話した。その連戦初戦の相手となるのは岡山だ。アウェイでは、2−0の勝利を収めているものの、F東京にとっては少し組み辛い相手でもある。
F東京の守備は、最前線のFWルーカスがファーストDFとなって相手の2センターバックのパスコースを限定する。そして、その後ろの羽生直剛が相手ボランチにマークに付き、両ワイドが相手サイドバックにプレッシャーを仕掛ける。しかし、岡山の3−6−1システムは、この守備が機能しづらい。特に3バックに誰がプレッシャーを与えるかの判断が難しい。3枚が開いてルーカス一人がプレスにいく状態だと、ボールを回されて体力を奪われてしまう。両ワイドを前に押し出すと、中盤が数的不利な状況に陥ってしまう。「相手が開いている時はサイドハーフを押し出して、近くに3人が揃っている状況ならボランチを消しながら、僕が前に行ってプレッシャーを与えたい。そのタイミングや、状況判断が難しい」と、羽生は語る。また、前線のプレスを掻い潜られてしまうと、高橋秀人が釣り出されてバイタルエリアにスペースを与える可能性もある。状況に応じてボールを奪う位置と、タイミングを決断しなければならない。
また、岡山の守備体系も苦手とする形だ。F東京は、ボランチを経由して中央からサイドへと展開する。このカタチが取りづらい。おそらく1トップが2センターバックにプレッシャーを仕掛けて、2シャドーの選手がボランチを見る形を取ってくる。中央から攻め入ろうとすると、相手の守備が堅く閉じられていて奪われてカウンターを食らってしまう。同じ3−6−1システムの富山に、アウェイでまさにそのカタチから失点している。岡山のチーム得点王であるFWチアゴは負傷で出場回避しそうだが、逆に機動力は増すだろう。岡山は、F東京戦後はホームでの試合が3戦続く。立て直しが利くホームの利点を考えれば、ここは思い切って前線から攻撃的にプレスを掛けられる試合でもある。立ち上がりの時間は特に注意が必要だ。ただ、一方でサイドでは数的優位を作りやすい。いい位置でボールを奪うことができれば、ウイングバックの帰陣を遅らせて3バックの両脇で数的優位を作ることが可能だろう。縦のボールを有効に使えば、ボランチを経由しない形でも岡山を崩せるはずだ。
今シーズンは、様々なタイプの相手とのゲームを重ねてきた。「色んなチームと対戦してきて選手の中には以前よりも慣れみたいものが生まれてきた」と、大熊清監督。十分な対処方法と、引き出しも増えている。サイドからの攻撃に特化するには、交代カードも有効に使わなければいけない。今節からは、チーム得点王のロベルトセザーも天皇杯FC KAGOSHIMA戦に引き続きベンチに控える。前半を乗り切って、後半勝負のゲームプランでも構わないはずだ。試合は明日13時、味の素スタジアムでキックオフする。
以上
2011.10.15 Reported by 馬場康平













