10月15日(土) 2011 J1リーグ戦 第29節
C大阪 0 - 4 甲府 (13:04/金鳥スタ/7,501人)
得点者:2' パウリーニョ(甲府)、28' ハーフナーマイク(甲府)、63' ハーフナーマイク(甲府)、90'+2 犬塚友輔(甲府)
スカパー!再放送 Ch184 10/16(日)後08:00〜
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この第29節では甲府の前に、全くといっていいほどいいところがなく、0−4と完敗したC大阪。後半アディショナルタイムにダメ押しとなる4点目を決められたと同時に、サポーターが試合終了を待たずして続々と席を立っていくような、屈辱的な敗戦を、ホーム、キンチョウスタジアムで喫してしまった。
「非常にひどい試合だった」とファビオ ロペスも嘆くように、C大阪は開始直後から最後まで甲府の術中にまんまとはまった。2分という早い段階で、一瞬にしてパウリーニョのスピードの前に後手を踏んで失点すると、小松塁、杉本健勇の長身FWを並べた4−4−2のシステムがまったく機能せず。相手のハイプレスの前に「ほとんどがボールを取られてからのカウンターでバランスを崩している状態」(中後雅喜)が続くと、28分にもパウリーニョの抜けだしから最後はハーフナー マイクに押し込まれ、2点のビハインドを負う。
「どの選手が替えられてもおかしくないような内容。あんな試合をずっと黙って見ているわけにもいかなかった」と、業を煮やしたレヴィークルピ監督は、「一言で言えば、メンタルの部分でのショック療法」ということで、33分の段階で2トップを総入れ替え。播戸竜二、永井龍をピッチに送り込み、チームに喝を入れる。前線を活性化したことで、一時はチャンスも作ったが、好機は活かしきれずにいると、後半も甲府のカウンターを浴び続ける展開となる。
そして、63分にはC大阪が甲府ゴール前でボールをカットされたところから、一転逆襲を浴びることに。敵陣へプレスをかけにいった茂庭照幸がかわされてしまうと、ハーフナー マイクに70m以上ものドリブルを許してしまう。大股で突き進む甲府のエースをつかまえきれなかったC大阪守備陣は、この日本代表ストライカーにゴールを献上。これで試合の趨勢は完全に決まってしまった。その後、スピードのある村田和哉を入れて、なんとか1点を取りにいったC大阪だが、チグハグさは最後まで改善されず、何もできないまま、甲府の前に撃沈。この試合では天皇杯に引き続き、負傷明けのマルチネスが出場し、リーグ戦で9試合ぶりのフル出場を果たしたが、相手のプレスの前に思い通りの舵取りはできず。完全に孤立し、いいところは発揮できなかった。
「技術的な面というより、気持ちの部分で、ダメだったかなと思う。それを変えたかったが……」と、途中出場の永井は悔しさをにじませ、「もっとセレッソらしさを出すには、簡単にボールを失ったらダメだと思うし、もっとマイボールの時間を大事にしてやらないといけない」と大竹洋平は今、C大阪につきつけられた課題を示した。「みんなでもう1回話しあって、チーム一丸となって団結して、勝利という形でやっていくしかない」と村田。次節に向けての1週間で、どれだけ立て直しができるかが、C大阪の今後に向けても重要なものとなる。
一方の甲府は、「トレーニングでしっかりプランを持ってやってきたことが、具現化できて、最終的には結果につながったということで、選手はよく頑張ってくれた」と佐久間悟監督も絶賛の内容で、チームにとっても実に大きな白星を勝ち取った。「カウンターから3人でゴールを決められるのが強み」と片桐淳至も胸を張るように、パウリーニョ、ハーフナー マイク、片桐で面白いように攻め立て、「(C大阪が)ビルドアップしているときの2センターバックの脇に、広いスペースがあるので、そこを狙うということ」(佐久間監督)を見事に実践。また、注目のハーフナー マイクも、11日に日本代表戦を戦い、かつ、足首を痛めているなかでの出場だったにもかかわらず、2得点を決める活躍を見せ、しっかりと期待に応えた。
これでC大阪ホームの試合では、2勝5分負けなしの甲府。同日、浦和が敗れたことにより、18試合ぶりにJ2降格圏内から脱出し、15位に浮上することができた。指揮官も述べるように「残り5試合に向けて、エネルギーがたまるような試合になったので、非常によかった」チームは、J1残留に向けての確かな一歩を、大阪の地で踏み出した。
以上
2011.10.16 Reported by 前田敏勝













