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【J2:第37節 湘南 vs 札幌】プレビュー:ともに譲らぬ勝利への希求。昇格を目指す札幌を、湘南も思い束ねて迎え撃つ。(11.11.25)

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11月26日(土)J2 第37節 湘南 vs 札幌(14:00KICK OFF/平塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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風雨にさらされる荒天のなか、湘南は徳島に逆転負けを喫した。この前節の敗戦により、目下連敗は今季2度目となる「5」に及んでいる。

遠藤航があらためて振り返る。
「守備の面でもっと体を張らなければいけない。失点の場面はもっと寄せられたと思うし、もう一歩が足りていない。ボールを奪われたあと、いかに落ちついて対処するかも大事。また先制したあとに自分たちの流れでさらに畳みかけられればよかった。内容的には悪くないと思うので、そういう気持ちの部分が課題だと思います」

ホーム最終戦となる今節は、昇格争い真っただ中の札幌を迎える。リーグ戦も残すところあと2試合、2位の鳥栖と3位徳島を勝点3差で追う彼らにあって、勝たなければならない一戦であることは言うまでもない。

平塚に乗り込む4位の札幌は前節、アウェイで草津に敗れた。強風のなか、風下の終盤に逆転を許した展開が前節の湘南と重なる。「前半に点を取れず、1−0で終盤を迎えたことが要因。強風で自分たちのサッカーを出しづらかった」先制点をアシストした砂川誠はこう振り返りつつ、しかし、「諦めている選手はひとりもいないし、気落ちするつもりもまったくない。昇格できるということしか考えていない」と、すぐに次へと切り替えた。

4月に札幌ドームで行なわれた両者の前回対戦は、1−0で湘南が取った。このときスタンドからゲームを見ていたという内村圭宏は、「湘南のいいようにやられた印象が残っている」と語る。それゆえ、「このところ勝てていないみたいだけれど、引き締めて戦いたい。なんとしてもJ1に上がりたい」と、週末を見据えた。草津戦でゴール数を2ケタに乗せたストライカーの決定力に今節も期待がかかる。

かたや湘南にとっては、徳島戦に続いて昇格を争うチームとの連戦となる。「昇格争いをしているチームとリーグ終盤に戦えることを、自分たちの今後に活かさなければいけない」そう語ったのは、くだんの札幌戦で決勝点を決めた坂本紘司だ。
「ホームだし譲れないのは当たり前。そのうえで、彼らがしっかり勝点を積み上げてきているのにはそれだけの理由があるはず。学ぶところもあると思うし、昇格争いの緊張感を肌で感じながら、僕らはしっかり勝たなければいけない。ひと試合も無駄にはできない。自分たちが再び上に行くために、チームの力にするために、大事なゲームです」

一戦を控えた木曜日には、クラブから反町康治監督の退任とアジエルの契約満了が発表された。臼井幸平は言う。
「反さんが来てくれてから自分のプレースタイルは引き締められたと思うし、間違いなくプレーの幅を広げてくれた。アジエルは自分の動きを解ってくれているし、アジエルが前にいてくれることによって自分が活かされた部分も大きい。残念、というより寂しい。うちらしく攻撃的な、魅力的なサッカーをして、ホーム最終戦に勝ちたい」

「緊張感のあるゲームができることは、我々にとってうれしいことだ。相手のストロングである決定力をしっかり抑えなければいけない」一戦に向けて指揮官は語った。抱く思いはそれぞれにあろう。それらを結び、「蹴燃」というひとつに束ね、ホーム最終戦に注ぐ。

以上

2011.11.25 Reported by 隈元大吾
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