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勝点差1で競り合う6位鹿島と7位清水の対戦となった。優勝争いに絡めないのは少し寂しい気もするが、リーグ戦も残り2試合となり、一つでも順位をあげたいところだ。鹿島としてはホーム最終戦。2年ぶりのリーグ優勝を果たせなかっただけに、絶対に負けられない戦いとなる。
しかし、清水はアフシン ゴトビ監督のスタイルが浸透しつつあり、前節の柏に敗れるまで6戦無敗。安定感のある戦いができるようになってきた。しかし、11月10日の練習中にキャプテンの小野伸二が負傷。左膝内側側副靭帯損傷と診断され、この試合には間に合わなそうだ。さらに、豊富な運動量で中盤を支えていたカルフィン ヨン ア ピンが累積警告により出場停止。中心選手の二人を欠くこととなった。攻守を繋ぐ重要なポジションなだけに、代わりに入る選手のパフォーマンスが重要となるだろう。
だが、そうした状況にあるのは鹿島も同じ。むしろメンバー構成の苦しさは鹿島の方が窮している。岩政大樹、中田浩二が戦列を離れているいま、ほとんど経験が無いながら適応力の高さを見せていた新井場徹が出場停止。いよいよセンターバックの人材がいなくなってしまった。
オリヴェイラ監督は今週の練習で昌子源と當間建文の二人をテスト。昌子が先発となればリーグ戦初先発、當間であれば昨年10月の湘南戦以来2度目の先発となる。好調な清水を相手に、どこまで守備の堅固さを保てるかがポイントになるはずだ。
とはいえ、いまの状態であればチーム全体で守ることができているため、そこまで一人に負担がかかることもないはずだ。センターバックでコンビを組むことになる青木剛も本職ではないが、すでにこのポジションが板に付いた感もある。
「當間は身体能力も高いしぜんぜん問題ない。1失点以上していませんがやっぱり無失点がベスト。もっとドッシリしたいです。センターバックをやり始めたころはハッキリしないところを確認しながらやっていた。いまはそういう感じじゃなくなったし、もっと安定感を出していきたい」
若い選手をひっぱるリーダーとしての自覚と風格を漂わせていた。
ただ、こちらも攻撃は好調を維持する。しかも今節は本山雅志が満を持して今季初先発を果たすことになりそうだ。2試合連続ゴール中の興梠慎三と野沢拓也との連携では、これまでにない創造性を生み出すはずだ。後方から攻撃参加することになる西大伍も本山とのプレーについて「楽しみ」と胸を躍らせていた。本山自身も「途中からだとMAXでやらないといけないけれど、最初からの時はボールも触れるしもっと落ち着いてやれる」と歓迎する。チャンスを作りながらも決定力不足に泣かされる試合が続いていただけに、ホーム最終戦を快勝で終える起爆剤として期待したい。
以上
2011.11.25 Reported by 田中滋













