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【J1:第7節 鳥栖 vs 新潟】プレビュー:本来の調子を取り戻しつつある新潟を迎えての一戦。強力な攻撃陣を堅守の鳥栖が迎え撃つ一戦。生まれ変わったスタジアムのこけら落としにふさわしい一戦となるだろう。(12.04.20)

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勢いがついた相手を抑えることは容易ではない。
新潟は、開幕3連敗から2引き分けを挟み、前節のC大阪戦でリーグ初勝利をあげた。鳥栖は、開幕から前線からの守備を利かせて、3勝1分2敗でリーグ最少失点を誇る。順位こそ違うが、勢いはともに持っているチーム同士の一戦であり、勢いがついてきた新潟と勢いを持続している鳥栖の一戦とも言える。間違いなく、好勝負になるだろう。

新潟の攻撃の牽引は、3人のブラジル人によるところが大きい。FWに入るミシェウとブルーノ ロペスはテクニックもスピードもシュート力も兼ね備えた選手。彼らを後ろからMFアラン ミネイロが操っている。彼ら3人だけでも捕まえにくいのに右サイドのMF田中亜土夢は裏への飛び出しを得意としている。開幕直後から豪華な攻撃陣が空回りしていた感があったが、ここに来て歯車が合いだしたのだから厄介な相手を鳥栖は迎え撃つことになった。

鳥栖は、ここまでの6試合を全員の守備力で戦い抜いている。前線からプレスをかけるかと思えば、シッカリとブロックを引いて相手に突け込む隙を与えない。リーグ最少の3失点は、その証明でもある。また、3失点の内訳も、崩されたものではない。1失点目は相手のシュートが味方選手に当たってコースが変わったものだし、2失点目はFKを決められたもの。3失点目も攻撃に移った瞬間に奪われてカウンター気味に決められものだった。GK赤星拓は、「みんなで力を合わせて戦っている結果」と表現した。全員が同じ守備意識を持って戦っているからこその結果なのである。

お互いの現況を見ると、前述したように攻撃力の新潟と守備力の鳥栖の一戦と見ることもできるだろう。しかし、サッカーは点を取り合うスポーツである。鳥栖は、勝利した試合は全て無失点、敗れた試合でも最少得点差と攻撃と守備のバランスが取れている。守備だけではない事を申し添えておきたい。
新潟も、直近の3試合で1失点と守備の健闘も光っている。決めるべき人が決めて、シッカリと相手の反撃を抑える戦いを見せている。互いにストロングポイントを支える力を持っているチームが相対することになる。鳥栖の勢いが勝るのか、新潟の勢いが本物なのか、好ゲームが期待できる一戦である。

会場となる佐賀県総合運動場陸上競技場はリニューアルされた。耐震工事が施され、スタンドもロッカールームも、観る側にもプレーする側にも配慮された競技場に生まれ変わった。『佐賀県民DAY』となるこの試合は、生まれ変わった競技場のこけら落としなのである。ホームの意地を新しくなった競技場で鳥栖が見せるのか、J2時代には対戦戦績14勝5分1敗と圧倒的な強さを見せた新潟の意地が上回るのか…考えるだけで高揚感が高まってくる。

ドイツでは、急行が止まる駅にはプロのサッカーチームがあると言われるほどサッカー熱は高い。
スタジアムに入れなくても、アウェイで応援にいけなくても、サポーターはどこかしらに集まり、贔屓チームを応援する。スタジアム周辺では様々な催事が企画され、試合の前後はそこで楽しむのがスタンダードな応援スタイルらしい。
それは、試合で最高潮に達するための序章であり終章なのだろう。
試合観戦とは別に、試合の前後にスタジアムやその周辺を散策することも付け加えてみてはいかがだろうか。
まずは、佐賀県総合運動場陸上競技場がどのように生まれ変わったのかを確かめてみよう。
サッカーの魅力は、試合だけではないのだから。

以上

2012.04.20 Reported by サカクラゲン
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