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【J1:第10節 C大阪 vs 神戸】プレビュー:どちらにとっても、絶対に負けられない関西ダービー。「自分たちのサッカー」と「勝利への執念」を見せるのは…(12.05.05)

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区切りの第10節を迎えた今季のJ1リーグ戦では、勝点13で暫定8位のC大阪と、同12で暫定11位の神戸との、関西ダービーが開催される。
リーグ戦での対戦成績は9勝2分9敗とまったくの五分。現在も勝点差わずか1という僅差で、連戦中の2試合ではホーム戦で勝利、アウェイ戦で敗北と、現状も似通っている両者。この宿敵との一戦で勝って気分良くゴールデンウイークを締めくくるだけでなく、波に乗りきれない前半戦でこの試合を契機に飛躍するためにも、C大阪にとっても、神戸にとっても、大事な一戦となる。

第8節磐田戦でホーム・キンチョウスタジアム今季初勝利を達成して、勢い付いたかと思えば、第9節では最下位の札幌に0−1と敗れたC大阪。札幌が「聖地・厚別」で、サポーターとともにリーグ戦J1復帰後初白星に闘志を燃やしていたとはいえ、序盤から「動きの質、それから運動量、そういったものも非常に物足りない内容」(セルジオ ソアレス監督)でミスを連発。C大阪らしさをまるで見せることはできず、サポーターも試合後にブーイングを送らざるを得ないような、悔しい敗戦だった。

札幌から大阪に戻ってきて、わずか中2日で臨むホームゲーム。C大阪にとっては今回も難敵との一戦になる。対戦成績が五分とはいえ、神戸には昨シーズンに限れば2戦2敗。どちらも大敗(第5節1−4、第32節0−3)を喫しており、内容でも神戸の堅守速攻の戦い方に、完全に「ハメられて」しまうものばかりだった。さらに、今季のC大阪も、開幕戦の鳥栖との試合をはじめ、第4節仙台戦、第6節新潟戦、第9節札幌戦と、その堅守速攻型には苦戦中。「ああやって引かれた守備を崩せないのは、ずっと課題なので、そこもどうやって崩していくのかというのを、コミュニケーションを取ってやっていかなければいけない」と主将の藤本康太も言うように、この神戸戦では、いかに相手のハイプレスをかいくぐれるか、そしてミスを減らせるかがポイントとなる。

札幌戦ではピッチ状況、強風などもあり、自分たちのスタイルを崩したことで、C大阪は自滅した。今回こそ、磐田戦のように清武弘嗣、キム ボギョンらをはじめ、選手間の抜群の距離感を活かしたC大阪らしい攻撃を、ぶれずに貫き通したいところ。また、酒本憲幸、丸橋祐介といった両サイドバックが磐田戦で見せたように、いかに効果的にオーバーラップできるかも、チーム好調のバロメーターの1つ。彼らを活かせる戦いができるかも見どころにあげたい。

一方の神戸は、序盤戦の不振を受けて、4月30日に和田昌裕監督の監督交代を発表。「ACL(出場権獲得)という目標を達成するため。そして、選手の能力の発揮度など、もう少しクオリティを上げられるのではないかと。クラブとしても、大宮戦、その次のC大阪戦というのは、絶対に勝たなければいけないゲーム。勝点3を取るために、一番ベストな選択」と高橋悠太チーム統括本部長がコメントするように、先を見据えて、あえて苦渋の決断を下した。

それでも、安達亮ヘッドコーチのもとで、わずかな準備期間で臨んだ第9節大宮戦では、イレブンが奮起。安達コーチ曰く、「神戸らしいところを取り戻そうということで、前線から厳しいプレッシャーをかけて、奪ってショートカウンター、それをベースにやっていこうという話をして」、試合に挑むと、開始早々からそれらが機能。小川慶治朗、イ グァンソン、茂木弘人のゴールで3−0と今季初の完封勝利を収めた。

この一戦では、大久保嘉人と田代有三の両FWをケガで欠くなかでも、吉田孝行、朴康造、北本久仁衛らを中心に、神戸らしいハイプレス、チャレンジ&カバーのディフェンス、ハードワークが随所に発揮され、「今の時点では今日(大宮戦)のサッカーがベスト」と吉田も言うように、チームの原点を再認識することができた。タイトな日程が続くものの、この戦い方を継続することが、神戸が再び上昇気流に乗るための鍵になるのは言うまでもない。
さらに、第8節柏戦での負傷で、全治8週間と診断された大久保だったが、驚異的な回復を見せており、C大阪戦に出場する可能性も出てきた。C大阪戦が出場目標かと問われた際、「それはぶれないよ」と復帰に並々ならぬ意欲を燃やす港町のエースが、古巣との試合で見られるかも楽しみだ。

ゴールデンウイーク最終日ということもあるが、関西ダービーということもあって、スタジアムは大観衆に包まれる見込み。そして、大勢の子供たちもこの試合を楽しみに駆けつけてくれる。そのなかで、「自分たちのサッカー」と「勝利への執念」を見せて、勝利をプレゼントするのは、C大阪か、それとも、神戸か。サポーターも含めた、お互いの意地とプライドをかけた戦いは、熱戦間違いなし。互いの未来も見据えた大一番は、6日13時にキンチョウスタジアムでキックオフされる。

以上

2012.05.05 Reported by 前田敏勝
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