浦和はリーグ戦3試合ぶりの勝利を目指し、ホームに新潟を迎える。
今の浦和はある問題を抱えている。それはクロスをファーサイドに上げられた際の守備対応であり、その形から失点することも少なくない。浦和はサイドから攻められた際、最終ラインがスライドして対応するという形を取っているが、中に絞ったファーサイドのセンターバックの背後にボールを出された時に脆さを見せることが多い。
前節の磐田戦が非常に分かりやすい例だ。「2失点ともほとんど同じような形だったと思います」とミハイロ ペトロヴィッチ監督が話したように、磐田戦の失点パターンは非常に似ていた。磐田はクロスをかなりの確率でファーサイドに蹴っていたため、おそらく意図的にウイークポイントを狙っていたはずだ。ファーサイドのクロス対応に関してはシーズン序盤から危うさを見せており、早急に解決しなければいけない問題になっている。
指揮官もそのことは十分に承知しているようだ。10日に行われた戦術練習では、DFラインのスライドの連携をこれまで以上に入念に確認し、練習後には約30分間にも及ぶ青空ミーティングを開いた。ペトロヴィッチ監督のキャラクターと言うべきか、話の半分以上は「人生のあり方」についてだったそうだが、サッカーに関してはほぼ守備の話だったという。新潟戦では、守備の課題が改善できたかどうかも見どころの1つになるだろう。
新潟戦に向けて頼もしい戦力が戻ってきている。3日の横浜FM戦でハムストリングを痛めて戦列を離れていた梅崎司がチームに復帰。負傷離脱というアクシデントを「9試合連続で出ていたから疲労が蓄積していたと思うし、良い感じで抜けたと思う」と期せずして取れた休養とポジディブに捉え、充電は十分と気迫を漲らせる。一方で6日の磐田戦で内転筋を痛めたポポは別調整が続いており、12日の一戦には間に合わない可能性が出ている。
対する新潟はここまで2勝2分6敗で16位と調子が上がらず苦しんでいる。その最大の要因となっているのは深刻な得点力不足。総得点がわずか5得点で、リーグワーストとなっている。ここまでのリーグ戦で1試合2得点以上取った試合は1つもない。
一方で持ち味である粘り強い守備は今シーズンも健在。失点数はリーグでトップ5に入る少なさだ。自陣で築くブロックは非常に固く、連携も取れている。そういった現状を考えれば、浦和戦でも前節のF東京戦同様に引いて守ってカウンターを狙うというスタイルで挑んでくる可能性が高い。
新潟はポゼッション率で後手に回ると予想されるが、戦術的な噛み合わせを考えれば浦和は戦いやすい部類の相手とも言える。新潟が挙げた2勝の相手は広島、C大阪と、パスを回して主導権を握ろうとするチームであり、浦和も同タイプのチームだ。前節はそのカテゴリーに属するF東京に負けたが、はっきりとした形を持たないチームよりも、明確なスタイルを持つ攻撃マインドの強いチームを相手にした方が新潟のストロングポイントは発揮しやすいだろう。
新潟はボールを持っても、プレッシャーを受けたらすぐに前のスペースに蹴り出すことが多い。それだと次の攻撃につながる可能性は低いが、一方で変な失い方もしないので守備のバランスは崩れない。前でボールを収められる確率は低いとは言え、ブルーノ ロペス、ミシェウのホットラインが開通すれば攻撃の形は作れる。浦和としては押し込んでいる時のリスクマネジメントが求められる。
過去の対戦成績では浦和が圧倒している。ここ11試合負けがなく、9勝2分と勝ち星を稼いでいる。また、埼玉スタジアムでは、これまでの10試合で1度も負けたことがない。新潟にとって浦和戦は鬼門となっている。浦和がこれまでの相性通りに白星を飾るのか。それとも新潟が苦手を克服し、浮上のきっかけをつかむことになるのだろうか。
以上
2012.05.11 Reported by 神谷正明
J’s GOALニュース
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