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【J2:第14節 愛媛 vs 北九州】プレビュー:パスサッカーを貫き、成長を続ける愛媛と北九州。互いに目指すサッカーの質を高め、勝点3をつかむことができるか。(12.05.11)

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愛媛のゴールデンウィーク4連戦は2勝1分1敗で勝点7。その4試合中3試合がアウェイであったこと、そしてホームで湘南を下し、アウェイで山形と引き分けたことを考慮しても、評価できる結果ではないだろうか。「上位陣から勝点を取れたことは今後につながる」と、キャプテンの前野貴徳もこの結果を前向きにとらえているが、どんな相手であっても目指すパスサッカーを貫いて残したこの結果は4連戦を通じてチームの財産になった。その一方で「周りから見ればある程度いい結果だと思ってもらえるかもしれないが、選手としてはもっと勝点を取れたと思っているし満足はしていない」と赤井秀一が語る言葉もまた本音だろう。

実際に、5試合ぶりの敗戦となった千葉戦でも勝機はあった。「自分がチャンスで決めていれば、違った結果になっていた」と赤井は続けたが、それは後半に前野のパスから抜け出してGKと1対1になった場面。赤井のシュートが岡本昌弘のファインセーブに阻まれたシーンだ。「今後は勝負どころでしっかりと決めて、勝ちきれるか。これからも1試合1試合大事に戦いたい」とも赤井は語っているが、チームの戦い方がしっかりと固まっている今、あとはその質を1歩1歩高めていく作業が求められる。

そこで、今節の北九州戦を前にひとつ確認しなければならないのは4連戦の全ての試合で失点を許してしまった守備。崩されての失点という形は少ないが、いずれにしても原因は必ずある。リードをして安全圏にいたはずなのに失点をした鳥取戦。そして湘南戦、山形戦ではセットプレーのマークが緩み、失点を許してしまった。さらに千葉戦のゴールシーンはポジショニングのズレと、カバーリングの遅れによるものだった。北九州戦で失点ゼロを成し遂げるためには、こうしたミスを繰り返さないようにポジショニングやマーク、コミュニケーションなど守備面でのプレーの質をチーム全体で突き詰めていく必要がある。そのひとつとして「北九州はパスサッカーをしているので、下手に出ていくと裏を抜け出してくる」とGK秋元陽太は警戒をするが、最終ラインを高い位置で保つ愛媛としては、これまで以上に守備陣とGKとの距離にも十分に気を配る必要があるだろう。

対する北九州も、パスサッカーという点では昨シーズンからの積み重ねが今シーズンにも生きている。そこに渡大生や端戸仁といった若きアタッカーが加わった攻撃は魅力を増し、さらに大きな可能性も秘めている。残念ながら前節の横浜FC戦では、前半に関しては思い切った縦へのしかけが影を潜めて迫力を欠いた。しかし、後半はフィニッシュに絡める安田晃大や高さのある林祐征が入って1点を返し、あわや同点という場面も作り出した。パスをつないでサイドに展開するだけでなく、安田や端戸が中にしかけていくプレーが加わったことで横浜FCも守備で狙いを絞りきれず後手に回っていた。こうしたアクションを起こすことができれば、今シーズンの北九州はどんな相手でもゴールを奪う力を持っている。

しかし、その一方で失点は一瞬の隙を突かれたものだった。1点目はスローインから、2点目はアーリークロスからのもの。愛媛でいえば、山形戦で同じようにスローインからと、コーナーキックから失った2失点と近い状況だ。崩された形でなく修正可能な失点ではあるが、北九州も愛媛もプレーオフ進出を目指すならこうした失敗を繰り返してはならない。目指しているパスサッカーにおいて、攻撃も守備もステップアップを続けることが必要だ。もちろん現時点でも両チーム状況はポジティブなものだといえるし、愛媛は赤井が「今の状態を維持して、さらに上を目指せばもっとよくなる手ごたえもある」とも語っているが、そうした自信を深めながらシーズンを戦っているのは北九州も同じだろう。確実に成長を続け、6位以内という目標を掲げる愛媛と北九州。その歩みを止めないためにも、土曜の試合では連戦の失敗を糧に、勝ちきるサッカーができるか。特に、目下のところ今季ホーム無敗の愛媛は3試合ぶりのニンスタで、きっちりと勝点3を取りきるたくましさを見せられるか。より上の順位を目指すなら、連敗は禁物だ。

以上

2012.05.11 Reported by 近藤義博
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