富山のサポーター有志がクラブカラーのゴールネットを寄贈する「カターレブルーネットプロジェクト」のデザイン発表が5月11日にあり、立山連峰をモチーフにしたデザインが披露された。8月中旬には完成し、ホームゲームに彩りを加える。同プロジェクトでは地域密着にこだわり、ネット製作の発注先も県内で探した。クラブ事務所で行われたデザイン発表には、製作に携わる企業の担当者も出席し、受注から製作のめどがつくまでのエピソードを語った。そこからは「やるからには良い物に仕上げる」という“ものづくりの富山”の気概が伝わってきた。
カターレブルーネットプロジェクトは今年1月にスタート。ファン・サポーターから寄付金を募り、ホームゲームで使用するゴールネットをクラブに寄贈するプロジェクトだ。3月1日から募金を開始したところ約1週間で目標額に到達し、1カ月で61万2千円が集まった。当初は目標の金額を集めるには2、3カ月かかると考えていた。プロジェクトの発起人たちも反響の大きさに驚いたという。杉山茂久代表は「なんらかのかたちでカターレをサポートしたいという強い思いを、多くの人が持っていたのだと思う。スタジアム観戦に足を運んだことのない人からも寄付があり、クラブへの関心の高さをあらためて感じた」と話した。
ゴールネットを製作できるメーカーを県内であたり、高岡市に営業所と製造拠点を置く「泰東」への依頼が決まった。同社はスポーツ用の防球ネットから、ブリ漁をはじめ富山湾で使用される漁網まで幅広い用途のネットを取り扱う。ゴールネットの製作は専門分野だが、問題となったのはオリジナルのデザインを実現するための着色方法だった。同社の荻野領生営業部長は、ネットを塗装しただけでは耐久性に問題があると判断し、伸縮性のあるポリエステル繊維をしっかりと染色する技術を持つ企業を探しまわったという。
なかなか発注先が見つからない中、「あそこなら可能かも」と紹介されたのが「第一編物・エイゼット」(砺波市など)だった。同社の加藤哲也新規事業創造室営業統括は「簡単な仕事ではなかったので実はいったん断ったんですよ」と明かす。しかし、報道で今回のプロジェクトのことを知っており、「もしかしたらあの件ですか」と尋ねたそうだ。「そうとわかれば断るわけにはいかない。なんとかしてできる方法を考えましょう」と受注を決めた。着色テストなども行い、機械は使えず手作業で染色することになったが「ハンドメイドのほうが、みなさんの気持ちも込めやすい」と手間ひまをかけて完成を目指す。
杉山代表は「情熱をもって取り組んでいただき、富山にこだわってよかった。クラブ、ファン・サポーター、企業と県民のみなさんの三者が協力できたのは意義深い」と話す。今後、8月12日に行われる「TOP OF 北アルプス」の松本戦からの使用開始を目標に製作作業が本格化する。着色作業へのサポーターの参加なども企画されるという。富山オリジナルのゴールネットは、デザイン、耐久性、完成までのプロセスなど、どれをとっても胸を張ることができるものになりそうだ。
以上
2012.05.11 Reported by 赤壁逸朗
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】富山:揺らせ!立山連峰〜ゴールネット製作物語(12.05.11)
立山連峰をモチーフにしたゴールネットの完成イメージ。完成品の編地は六角形になる。
プロジェクト代表によるクラブ側へのデザイン披露と経過報告
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