去る4月15日、第8節・水戸ホーリーホック戦で、アビスパ福岡は、ホームゲームのJリーグ通算入場者数で300万人を突破した。記念すべき300万人目の入場者は、ホームゲームは全試合観戦、アウェイゲームにも足しげく通い続ける福岡市在住の福原さん。大塚唯史代表取締役社長から記念品を授与され、「300万人目ということでびっくりいたしました。今日いただいた(記念品の)公式試合球とフェアプレイフラッグは家宝にしたいと思います。地元のチームを誇りに思い、これからもアビスパ福岡のホームゲーム皆勤を目指して応援していきます」と話した。
アビスパ福岡が記念すべきホーム初戦を開催したのは、1996年3月20日。対戦相手は、当時から熱狂的な応援で有名だった浦和レッズで、17,323人の観客が当時の博多の森球技場に足を運んだ。クラブ史上最高となる21,545人を集めた試合は2006年J1リーグ第7節でこちらも相手は浦和だった。興奮に包まれるスタジアムで、福岡は堅固な守備で浦和の攻撃を完璧に封じ込めていたが、最後の最後で、田中マルクス闘莉王のヘディングシュート一発に屈した試合だった。
平均入場者数で最も勢いがあったのが、2000年、2001年の2年間。闘将ピッコリ監督率いるチームは、レベルファイブスタジアム(当時は博多の森球技場)を熱狂の渦で包んだ。特に2000年2ndステージでは、7試合中2試合が2万人を超えたばかりか、全試合で1万人を超える観客を集め、平均入場者数は17,086人を数えた。これは、横浜FM、鹿島に続いてJ1リーグ3位の数字だった。年間平均でも13,612人を記録。これはJ1リーグで4番目の記録だった。その勢いのまま、2001年シーズンには年間平均で13,822人の観客を集め、クラブ史上最高を記録した。ちなみに、当時、中心選手としてチームを牽引していたのが、前田浩二(現福岡監督)と、三浦泰年(現ギラヴァンツ北九州監督)の2人だった。
翻って、レベルファイブスタジアムで開催されたリーグ戦での最少入場者数となったのが、2009年J2リーグ第44節の富山戦。2,869人の閑散としたスタジアムで行われた試合の結果は引き分けで、とてもさびしい思いをしたことを覚えている。
さて、300万人達成までの期間が早かったのか、それとも遅かったのか、そんなことは問題ではない。積み重ねてきた勝星が多いのか、少ないのか、それも問題ではない。アビスパを愛する人たちに支えられ、ともに歩いてきた17年間。喜びも、悔しさも、すべてはアビスパの貴重な歴史。それは様々な人たちの想いが重なって生まれたもので、その積み重ねにこそ大きな意味がある。
今シーズンのホーム戦平均入場者数は5,374人。残念なことだが、アビスパの歴史の中で、最も少ない入場者数になっている。しかし、悲観することばかりではない。そんな中にも、新しい歴史は確実に刻まれている。数年前、サポーター有志が集まって活動を始めた関東サポーターは、アウェイの各スタジアムで、生まれ故郷である福岡への思いを声に変えて選手たちを後押しする。練習場や試合会場には、まだ幼い子どもと一緒に家族ぐるみでチームを支えるサポーターの数が増えてきた。ホームゲームでは、サポーターグループの応援に加えて、それぞれの方法で、それぞれの思いを伝える動きも生まれ始めている。いずれも、17年間の歴史の中で生まれてきたもの。それらは、やがて大きなうねりとなって、新しいアビスパの歴史を作ってくれるはずだ。
今日も雁の巣球技場に、レベルファイブスタジアムに、大勢の人たちが足を運ぶ。愛するおらが町のチームを、そこでプレーしている選手たちを支えるために。そしてスタジアムに集う仲間たちとともに、喜びも、悔しさも、すべての想いを分かち合うために。そこに集う人たちの思いはひとつ。ただ、アビスパとともにあること。その想いは今までも、そして、これからも変わらない。
以上
2012.05.11 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】福岡:積み重ねた歴史(12.05.11)
スタジアムに翻るフラッグ。嬉しい時も、悲しい時も、どんな時でも俺たちはチームとともに戦う。
遠く離れた福岡を思いながらチームをサポートする関東サポーターの面々。キーワードは福岡だ。
まだ言葉はちゃんと話せないけど、チームを支える思いは、お父さん、おかあさん、そしてお姉ちゃんたちと一緒。精一杯に応援するよ。
雁の巣球技場には、今日も熱心なサポーターが足を運んで選手たちに熱い視線を送る。
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