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【J1:第16節 G大阪 vs 柏】レポート:“鬼門”で柏が躍動。DF酒井のラストマッチを勝利で飾る(12.07.01)

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雨に見舞われたこの日の万博記念競技場。アウェイの柏にとっては03年5月以来勝てていない“鬼門”のスタジアムのはずだったが、試合の立ち上がりは、そんな悪しきイメージが一気に払拭されるような展開だった。

立ち上がりの3分。G大阪DFのクリアボールをDF那須大亮がヘディングで競ってこぼれたボールをFW澤昌克が落ち着いてゴールに収めると、その直後の7分にも再びFW澤。MFレアンドロ・ドミンゲスのミドルシュートをGK藤ヶ谷陽介がはじいたところにきっちりと詰めて一気に2点を奪い取る。
さらに20分にはペナルティエリア付近でMFレアンドロ・ドミンゲスのスルーパスを受けたMF工藤壮人がきっちりゴールに流し込み3点目と、開始20分間にG大阪をあざわらうかのように一気に3点ものリードを奪う。

完全に出ばなをくじかれたG大阪だったが、3点を失ってようやく目が覚めたのか、20分過ぎからは形勢が逆転。ようやく全体が連動を見せ始める。35分にMF遠藤保仁が珍しくヘディングで決めたシュートを皮切りに、足が止まった柏をパス回しで翻弄。前線にボールを運ぶ回数を増やす。
攻撃の支柱になったのは2列目を預かるMF遠藤保仁とMF倉田秋、MF二川孝広。運動量を発揮して高い位置でボールを奪うと、一気に前線へ。ミドルシュートも含めてゴールへの積極性を示す。前半アディショナルタイムにFW佐藤晃大が決めたゴールも、MF倉田のミドルシュートをGK菅野孝憲が弾いたボールに詰めて決めたもの。これで2−3に。1点差というスコアからも『次の1点』に注目が集まる中で後半のキックオフを迎える。

その後半、G大阪はFWパウリーニョを、柏は茨田陽生とMF水野晃樹を投入。結果的に、この選手交代が明暗を分けることになったと言えるだろう。
1点を追いかけるG大阪は「後半の入り方が大事」という松波正信監督の指示の下、前がかりになりすぎてカウンターにさらされないよう攻守のバランスを意識しながら試合に入る。しかし56分、G大阪DFのクリアボールをMF茨田が競り、こぼれたボールを拾ったMFレアンドロ・ドミンゲスにミドルシュートで決められ2−4とされてしまう。しかもその直後、後半の攻撃を加速させようと投入したG大阪のFWパウリーニョがまさかの負傷交代に。

これに対して柏は、後半からピッチに立った2人が躍動。FW澤を1トップに据え、2列目に右からMF水野、MFレアンドロ・ドミンゲス、MFジョルジ・ワグネルとシステムを変更した中で、その2列目の3選手がうまくG大阪の中盤にプレッシャーをかけてボールの出どころを消しながら、攻めては鋭いカウンターアタックでG大阪ゴールを脅かす。その勢いを示すかのように、柏は68分にFW澤がゴールを決めてハットトリックを達成すると、アディショナルタイムにも途中出場のFW田中順也が決めて2−6。柏が“鬼門”とは思えないゴールラッシュで勝利を掴み、ドイツ1部・ハノーバー96への移籍が決まり、この試合が柏でのラストマッチとなるDF酒井宏樹を最高の結果で送り出した。

中断開けから結果こそなかなか引き寄せられてはいなかったものの、右肩上がりに調子を上げていたはずのG大阪だが、この日は言い訳のしようがない惨敗だったと認めざるを得ない。立ち上がりの悪さ、ミスの多さ、局面での甘さ、運動量。前半の途中からいい時間帯はあったとはいえ、90分を通してみれば、あまりにもその時間が少な過ぎたことが、2−6という大敗に繋がったと言える。この結果を受け、さすがに試合後の選手たちの表情は硬く、言葉数も少なかったが、戦いは続く。16試合を戦って、現在の勝点は13。その数字からも今はとにかく気持ちを切り替え、『勝つしかない』という状況にチームが結束して、勝点3を追い求め続けるしかない。

以上

2012.07.01 Reported by 高村美砂
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