前節のアウェイ・鳥取戦で5試合ぶりに勝点3を得た北九州。2得点をあげたレオナルドが「この勝利を次につなげないと」と話すように、連勝で波に乗っていきたい。
北九州がここ数試合、つまずいていた要因のひとつであり試合を決定的に左右していたのが失点のまずさだ。時間帯が悪かったり、イージーミスからピンチを招くことも少なくない。それは愛媛との前回対戦でも同様だった。
5月12日の前回対戦では北九州が中原秀人のJリーグ初ゴールなどで一度はリードしたが、2分に大山俊輔、87分に有田光希に決められて引き分けに終わった。愛媛に決定機は多くなく、北九州としてはゲームを支配しながらも、意識して注意を払うべき時間帯に集中を欠いていた。
北九州としてはこうした悪い時間での失点を至上命題として阻止しなければいけない。また、それと同時に切り替えを早くして自分たちのリズムに持って行きたい。
今節にかける思いは指揮官も並々ならぬ強さだ。7月5日は「この時間帯に練習するのは初めて」と三浦泰年監督が話す夕方5時からの練習。試合の開始時間に近く、時計を見ながら「試合を意識しろよ。もっと早く。水を飲むのも早く」と指示を出した。
この日の三浦監督は通常の練習以上に多くの言葉を選手たちに掛けていた。昨季はよく見受けられた光景だったが、今季、これほどまでに指示を――ときに厳しい言葉も混ぜながら――送るのは私が見ていた練習では初めてだった。
たとえば攻撃側に数的優位な状況を作ってのトレーニング。新井涼平のクロスと林祐征の対応がうまく噛み合わなかったところで、練習を止めて「どういうことが得意なのかもっとチームで把握しろよ」と身振り手振りで熱を込めた。「試合中は歓声もある。分かっていれば声がなくてもできる」と三浦監督。ゲーム中の声が聞こえにくい状況下で、チームとしての連係をもっと高める必要性があるという判断から、練習中からの熱弁となった。
前節の鳥取戦。レオナルドの1点目は「得意なこと」をうまく生かし合った得点だった。木村祐志の縦パスにレオナルドが裏へと抜けたゴール。「祐志はパスがうまいし、自分のことを分かってくれている」と話すレオナルドに対して、木村は「レオは裏へ走るのがうまいのは分かっていたし、出すだけだった」と話す。それぞれの息が合った瞬間だった。こうした場面を増やすことで、ペナルティエリア内に人が入りながらもシュートまで行けないという悔やまれるシーンは減ってくるだろう。そして、悔やまれるシーンを減らすためには、練習からの積み重ねが重要。今週の練習がどこまで連係というかたちで結実するかも注目点だ。
対する愛媛は前節の福岡戦に引き続いての九州遠征となる。
福岡戦では前半は相手のポゼッションが上回り、26分に失点してしまう。しかし後半は有田にボールを集めてチャンスを量産。ゴールにあと一歩のところまで迫った。「もう1点を取ってというところが出来なかったのは、まだまだチームとしての力の足りない部分」(金守智哉コーチ)ではあるが、その攻撃力は北九州にとって十分に脅威を与えられるはずだ。
前回対戦がそうであったように、立ち上がりの落ち着かない時間にどちらが流れを呼べるかはゲームのカギとなる。もっとも、北九州はホーム本城で、勝ちきれなかった前半戦を取り返しにいきたい。指揮官の決意はもちろん、選手たちの思いも強い。「内容は悪くないと思う。内容も大事だけれど、勝ちたい。勝てるようにやっていく」(関光博)、「ホームで勝たないと、お客さんもついてきてくれなくなる」(木村)。
大勢のサポーターの前で、勝利を届けたい。
以上
2012.07.07 Reported by 上田真之介
J’s GOALニュース
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