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【J2:第26節 岡山 vs 千葉】プレビュー:優れた守備のある両チーム。前節の反省点を踏まえ、「ゴール前の怖さ」を出せるのは、岡山か千葉か。(12.07.29)

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「どうして点が入らないのだろう?」。見ている側にとって、ゴールへの渇望は、血を吐くほどだ。岡山も千葉も前節、ゴールに果てしなく近づきながら、1点も決めることが出来ず敗れた。岡山はここ6試合勝利がなく、じりじりと順位を落とし、現在は11位。千葉は首位に立ったホームゲームで、J2で7節続く謎のジンクス「首位のチームは勝てない」を打ち破れず、3位となった。

前節・松本戦で岡山は前半、ここ数試合がそうだったように数多くのシュートチャンスを作った。トップの川又堅碁がボールを収め、澤口雅彦、田所諒の両ワイドが前線に上がる。また、相手DFの動きを見て最終ラインの竹田忠嗣がフィードを制御する。澤口、シャドーの関戸健二、後半から投入された石原崇兆の上手いクロスはいくつもあった。しかし川又にボールが集められ、ゴール前まで行ける一方で、そこから入り込めず、固められたゴールを割ることは出来なかった。ゲームは、前半終了間際に松本のボランチ・大橋正博に見事なFKを決められ、後半は勇気をかき集めて戦ったが、自ら崩れ落ちるように3失点を許して敗れた。

千葉は前節、ホームに甲府を迎えた上位対決だった。4−2−3−1のトップに藤田祥史、トップ下に兵働昭弘。両SHが深井正樹、米倉恒貴。3連勝を懸けたゲームで、ワイドを起点としたスピーディな攻撃のベースとなったのは、兵働のポジショニングの良さだ。しかし前半18分、甲府のFWダヴィに決められたゴールが結局、決勝点となってしまった。シュート数は千葉の15本に対し、甲府が3本。ポゼッションは千葉で、ゲームをコントロールしたのが甲府。期限付き移籍で加入したばかりのリカルド ロボは後半10分に投入されたが、その打開力は生かせず、逆にシンプルなロングパスが増えたことで攻撃は単調なものとなった。

修正点も見つかった千葉には、ロボだけでなく、浦和からDF高橋峻希が加入し、戦力はますます充実している。前回4月の対戦はスコアレスドローに終わったが、「現在の千葉の怖さは?」と岡山・影山雅永監督に聞いてみた。「トータルで怖いですよ。選手1人ひとりの能力が高く、有機的に噛み合っている。失点数はリーグでもっとも少ない。どう取っても怖い」と話しながらも、リスペクトする相手との対戦を楽しむ様子がある。選手も同様で、松本戦の敗戦は手痛いものではあったが、そのダメージは深いところまでは及ばない。時間の猶予なく、次の試合に向かうからだ。

失点数がリーグで千葉に次いで2番目に少なかった岡山は、前節の3失点でリーグ3位となった。それでも「FW の負担を減らしたい」と話す竹田、「サポーターに申し訳ないので、どんな相手でもホームで勝ちたい」と話す後藤圭太。攻撃面では、「以前は出来ていたのに、今は忘れてしまっていたことがある」とボランチの千明聖典。戦術はいくらでも用意できるだろうが、要はゴール前で怖さを出せるかどうかでゲームは決まる。ぱちん、と指を鳴らし、前節から空気を変えて、勝利のゴールを挙げるのは、どちらのチームか。素晴らしい守備陣の揃うチームだから、可能性はどちらにもある。

以上

2012.07.28 Reported by 尾原千明
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