千葉は、J2リーグ戦で8月に入ってからの第27節・栃木戦から2分2敗(4試合での得点は1、失点は3)と苦しんだものの、第31節・水戸戦は3−0(得点者はDF竹内彬、FW藤田祥史=2得点)、第32節・福岡戦は2−1(千葉の得点者はMF兵働昭弘=直接FK、FW荒田智之)と連勝して順位を3位に上げた。目標のJ2優勝でのJ1昇格を達成するには、J2リーグ戦の残り10試合を全勝することが最低条件となるだろう。そして、連勝で得た自信と勢いを生かすために重要なのが、この天皇杯2回戦だ。V・ファーレン長崎(以下、V長崎)にきっちりと勝ち、連勝でのいい流れを維持したい。
JFLシードのV長崎は、9月1日の天皇杯1回戦では熊本県代表の大津高校と対戦し、2−0(得点者はMF前田悠佑、FW水永翔馬)の勝利。9月5日には7月1日開催予定が濃霧のため延期となったJFL第18節・カマタマーレ讃岐戦が行われ、4−2で勝った。15分にCKから失点したものの、28分に水永が同点ゴールをゲット。86分に今度はクロスから失点したが、88分に再び水永が同点ゴールを奪うと、90分にMF神崎大輔が逆転ゴール、90+5分にFW有光亮太がダメ押しゴールと、終盤に攻撃陣が爆発しての劇的な逆転勝利だった。その結果、首位のAC長野パルセイロ(以下、長野)とは勝点差2まで迫っての2位で、9月17日には長野と直接対決のJFL第25節がある。Jリーグ準加盟資格を持つV長崎は、JFL優勝ならばJ2自動昇格(クラブライセンス制度のクリアも条件)となるだけに、天皇杯2回戦で今のいい流れを維持する勝利が欲しい。
現時点でJFL全17チームの消化試合数は22〜24と差がある状況での比較だが、23試合を消化したV長崎の得点数は43で、1位の長野=47、2位のY.S.C.C=45に次ぐリーグ3位。そして、失点数16はリーグ最少だ。チームキャプテンのMF佐藤由紀彦、FW中山悟志などJ1リーグで実績がある選手、DFでは天皇杯1回戦でゲームキャプテンを務めた河端和哉、持留新作、古部健太、藤井大輔、FWの有光、松橋章太など元Jリーガーが多い。
JFLで堅守を誇り、Jリーグのレベルをよく知る選手が揃うV長崎は、千葉にとって一筋縄ではいかない相手だ。千葉がボールを保持して主導権を握れても、先制点が奪えないと苦戦しかねない。V長崎はボールをポゼッションしながら攻めるが、千葉は攻めたらシュートで終わり、中盤やディフェンスラインでイージーミスからV長崎にボールを奪われてカウンター攻撃を受けないようにしたい。第32節終了時でJ2リーグ最少の21失点の千葉だが、勝利へのカギとなる先制点をV長崎に与えると命取りになりかねない。
また、千葉はV長崎とは逆に、9月14日にJ2リーグ戦第33節、9月17日にJ2リーグ戦第34節と、天皇杯2回戦のあとが過密日程だ。J2リーグ戦第32節で足を負傷した藤田の欠場は確定的だが、千葉の木山隆之監督がどのようなスタメンとサブメンバーを選ぶのか。J2で3年目の今季こそJ1昇格を達成するには、今季、ここまで活躍できていない選手の中からJ2リーグ戦の残り10試合のキーマンとなるような選手が出てくることも必要だろう。そんな選手が天皇杯2回戦で出現するのかにも注目したい。
以上
2012.09.08 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
一覧へ【第92回天皇杯 2回戦 千葉 vs V長崎】プレビュー:J2優勝でのJ1昇格を狙う千葉とJFL優勝でのJ2昇格を狙うV長崎。堅守を誇るチーム同士の対戦は先制点が勝利へのカギとなる(12.09.09)
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















