日本最古にして最大のカップ戦「天皇杯全日本サッカー選手権大会」。カテゴリーが異なり、プロ、アマを問わず、日本一を決めるトーナメント戦の2回戦に、Jクラブが登場する。今年もまた決勝の舞台となる聖地・国立を目指した熱戦が繰り広げられるだろう。
大分トリニータはホーム大分銀行ドームに同じカテゴリーの水戸ホーリーホックを迎える。今季3度目の対戦となる、このカード。互いに手の内を知り尽くしているだけに小細工なんて通用しない、真っ向勝負の一戦となるはずだ。とはいえ、両チームともケガ人を多く抱え、これまでの対戦とはメンバー構成が異なりそうだ。
大分はリーグ戦で団子状態が続く上位に位置している。これからはじまる残り10試合のデッドヒートを考慮し、主力メンバーの温存も考えられる。しかし、「天皇杯は勝ちにいく。水戸には前回負けたし、同じ相手に二度の負けは許されない」と田坂和昭監督が語ったように、今いるベストのメンバーで臨むようだ。選手の思いも同じだ。「モチベーションは高い。僕らは一戦一戦を大事に戦うだけ。勝ってリーグ戦にいい流れをつくりたい」と宮沢正史。来季の契約更新の話しがちらほら出始める時期であり、「このメンバーで1試合でも多くプレーしたい思いもある」ようだ。作田裕次の思いは少し異なる。「前回の対戦(8月19日第29節2−1●)で自分が退場して逆転された。どこかで取り返したい気持ちがあった」とリベンジに燃え、「ここでいいプレーをすれば、次からの試合に出るチャンスもできる。チームの底上げにもなる」と、天皇杯もリーグ戦もこのまま出場機会を失ったまま終わらせる気などさらさらない。チーム全体に勝たなければいけない雰囲気はある。
同じように水戸も同じ空気感が漂う。J1昇格が厳しい状況に追い込まれ、目標を失いそうなこの時期に、「天皇杯制覇」という新たな目標ができた。コンディション不良の選手も徐々に回復しており、再スタートを切るには格好の試合となるだろう。前節の試合では元日本代表の鈴木隆行や市川大祐に、これからのチームを担う橋本晃司が勝利に導いた。新旧の役者がそれぞれの味を引き出した。大分との試合で内容、結果次第では、残り10試合のリーグ戦で素敵なドラマを演じることも不可能ではなく、昨季のF東京、京都のように天皇杯決勝のハレの舞台に立つことも可能だ。
それぞれに思惑が絡むこの一戦。今季の素敵なエンディングを創り出すシナリオには、「負け」のシチェーションは入っていない。
以上
2012.09.08 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
一覧へ【第92回天皇杯 2回戦 大分 vs 水戸】プレビュー:最高のエンディングに向け、互いのドラマが始まる一戦。第一話に負けのシチュエーションは許されない。(12.09.09)
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















