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【J2:第33節 湘南 vs 草津】プレビュー:湘南が迎え撃つはリーグ戦2連勝中の草津。勝利のゴールをこじ開けるのはどちらか(12.09.14)

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愛媛を迎えた先週末の天皇杯2回戦は、さまざまなプラスの意味を湘南にもたらした。無失点勝利もそのひとつだ。「簡単に失点しなくなった」と、曹貴裁監督はチームを語る。
「ディフェンス面の対応力や応用力がシーズン当初よりも上がっている。愛媛戦も終盤押し込まれはしたが0に抑えた。僕があえて言わなくても、選手は自分で考えながら守備力を積み上げている」

ことディフェンス面の向上について指揮官が引いたのは、第17節以降の動向だ。アウェイ北九州戦で3失点を記録してからというもの、複数失点は1試合もない。前線に始まりGKまで一糸コンパクトに連動する守備の成果が、くだんの愛媛戦を含めて16試合で失点10、1試合平均0.625という数字に表れている。

「粘り強さが出てきたと思います」そう語るのは、3バックの一角を担うDF大野和成だ。
「伸くん(GK阿部伸行)に助けられている面もあるし、前の選手もみんな戻ってきてくれる。シュートを撃たれてはいるけど、必ず誰かがボールに寄せてるから、コースが限定されてそんなに怖さを感じない。より高い位置で奪えればチャンスになるので、シュートレンジまで運ばせないことは大前提として、今後もっと前と連動して抑えていかないといけない」

その大野がベンチスタートとなった先日の愛媛戦では、3−1−4−2の布陣が採用された。第13節アウェイ松本戦の後半にも採られたように、まったく初めてのトライではないが、「自分たちのスタイルを出しやすくするためのバリエーションを増やしたい」と指揮官が見込んだ戦術のオプションによって、無失点勝利という成果を挙げた。

一方で、トライにはほろ苦さも残る。アンカーとして初スタメンを掴んだイ ミンスは、「守備面での運動量が多く大変だった。攻撃にもなかなか積極的に参加できなかった。難しいゲームでした」と振り返った。この時期の韓国はすでに涼しいという。残暑厳しい日中のキックオフの影響は当然あったろう。8月半ばに加入し、湘南のサッカーに応えるべく学びと努力を重ねる日々だ。「毎日の積み重ねが大事だと思っています」と自身の姿勢を語る。ピッチ上でのコミュニケーションを深めるため、日本語の習得も鋭意努力中だ。

さて、天皇杯で学び得たつぎは、ふたたびリーグ戦に挑む。今節、BMWスタジアム平塚に乗り込むのは15位の草津だ。天皇杯2回戦では敵地で鳥取と対戦し、逆転負けを喫した。だがリーグ戦では京都と松本に2連勝を収め、目下5試合負けがない。その2連勝然り、前半戦の7連敗以降は無失点ゲームが増え、後半戦に入ってからも大分と甲府に複数失点を喫した2敗以外は4勝5分、11試合で7失点と守備の安定が図られている。一方で今節は、粘り強い守備を支え、前節松本戦ではセットプレーでゴールも決めたセンターバックの中村英之が出場停止となる。先週末の鳥取戦では中村と有薗真吾がコンビを組んでいるが、今節は果たしてどうなるか。

草津にとって、勝ち越しているアウェイの戦績は好材料かもしれない。また先取点を奪えば10勝1分負けなしと、これまでのすべての勝利を先取点から導いている。メンバーが代わっても堅守を足がかりに先制し、ゲームを優位に進めたい。

開幕2戦目、草津のホーム開幕戦で当たった際は3−1で湘南が取った。だが安定感を示す草津の守備、ひいては対策を講じられる後半戦の傾向を思えば、攻撃面においてもさらなる向上が湘南には求められる。「できるだけ敵陣でボールを動かせるようにならなければいけない」曹監督は守備面の向上とともに、攻撃面の上積みの必要にも目を向けている。
「相手に下がられたとき、自分たちがボールを保持したときに、いかに敵陣で崩すか、いかにスペースをクリエイトして決定機をつくるか。これは年間を通して取り組まなければいけない我々のテーマです。それが勝点3の可能性を高める」

うちはまだまだ全然足りない、積み上げていかないことには先がないと、指揮官はつねづね語る。今週も湘南スタイルを磨くべくトレーニングを重ねており、今節もまたステップアップの道しるべにしたい。難しいゲームを取ればなお、進化は鮮やかに浮かび上がる。

以上

2012.09.13 Reported by 隈元大吾
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