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【J2:第33節 北九州 vs 岐阜】プレビュー:両チームが残り10試合を戦い抜くサッカーを構築。自分たちの形をぶつけ、勝利を目指す。GK対決にも注目(12.09.14)

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9月9日の日曜日。北九州は気温が32度を超した駒沢で、天皇杯2回戦を迎えた。対戦相手は町田。「リーグ戦の好調を維持したい」と選手の誰もが誓って臨んだ試合は、まさしく6戦負けなしの好調なリーグ戦そのものの内容だった。シュート本数は相手の倍以上の21本。主導権を握り続け「18本入っていたとしてもおかしくない」(三浦泰年監督)試合になったが、バーに、ポストにと、シュートは嫌われ続けてしまった。120分を戦い、PK戦までもつれ、敗退。内容で上回りながら、結果は手にできなかった。

しかし、残り10試合をリーグ戦に集中できるようになったとも言える。プレーオフ圏内の6位までの勝点差は9。残りを全勝するくらいの勢いが求められるが、「しっかりした積み重ねができてきている。終盤戦に向かってより高められてきて、結果になってきている」と指揮官。目の前の試合を白星に輝かせながら、一戦一戦を戦い抜く構えだ。

岐阜も、天皇杯は120分を戦った。9月8日に熊本と対戦、点の取り合いになったが一歩及ばず、結果は3−4。ただ19位の岐阜にとって無収穫だったわけではない。「身体もメンタルもダメージが大きいが、3点取ったことを次につなげていきたい」(行徳浩二監督)。岐阜は第25節・大分戦に2−2で引き分けて以降は複数得点がなかっただけに、得点力の回復に向け弾みがついた試合になった。もっとも、夏場以降の岐阜は得点が伸び悩んでいても無失点に抑える試合が多い。ディフェンス陣が築く強固なブロックがシュートゾーンへの侵入を阻み、そして最後の砦となっているのが北九州から移籍したGK時久省吾だ。時久は6月13日の第19節・東京V戦に今季初出場。この試合こそ4失点を喫したが、以降3試合を無失点に抑え、シーズン後半戦はレギュラーポジションを確保した。

北九州時代の時久が自ら話していた持ち味はシュートストップ。どのポジションでも言えることだが、持ち味は試合に出続けることで徐々に発揮されてくる。GKならば、向かってくるシュートに対して止めにいくか、ヒスティングで逃れるか。DFへのコーチングも、試合に出て伸びていくものだろう。
もっともそれは北九州の守護神となった佐藤優也にも当てはまる。佐藤もまた北九州移籍当初は正GKの座を得られなかったが、試合を重ねることで徐々に頭角を現した。とくに佐藤の場合はGKという名のフィールドプレーヤーと称するほうが的確なほど攻撃的で、GKが起点となり、相手にボールを渡さずに得点に結びつく展開を理想のひとつにしている。
両GKは出場機会を得ることで定位置を確保し、成長を遂げている。堅い守備をさらに堅牢にしている時久がアウェイのユニフォームで本城に帰ってくる。迎えるのはボールポゼッションの一翼を担い、得点に絡むことさえ目指す佐藤。両チームのサッカーの違いを見るにもふさわしいGK対決は注目の一つだ。

試合展開そのものは北九州がボールを持つ時間が多くなるだろう。天皇杯では「前の3人(池元友樹、常盤聡、端戸仁)が調子がいいので、自分がその中にいかに割って入るか。自分にとっても大事な試合」と話した安田晃大や、森村昂太、竹内涼が先発出場し、シュートが12本にも上ったアグレッシブな前半の攻撃を支えた。メンバーを組み替えながらも内容面で劣らなかったのは、戦術がチーム全体に浸透していることの現れだ。今節が天皇杯がベースになるか、リーグ戦前節がベースになるかはわからないが、どういうメンバーを組んだとしても、ボールを動かしながらスペースを広げていくサッカーが質を落とすことはないだろう。
北九州としてはあとは決定力。バーやクロスを叩いたのは運がなかったと言うべきで下を向く必要はないものの、三浦監督は練習中にも「FWに入ったら落とすことじゃなくて決めることが優先順位だ」と声を掛け、ゴールへの意識や精度にこだわった。上述の通り岐阜は守備が堅い。最後の場面で北九州がコースを作り、確実にネットを揺らせるか。北九州にとっての勝負のポイントはそこに尽きる。

岐阜は行徳浩二監督の言葉の通り、天皇杯で3点を挙げたことを自信に変えて攻撃に出たい。リーグ戦前節の東京V戦では4−1−4−1の布陣で前線に人数を割き、1トップのダニロが決勝点を挙げた。中盤が運動量を増やすことで、攻撃にも守備にも連動性が生まれてきている。今節は北九州のポゼッションに対応しながら、隙を突いて前線に溜めを作ることができれば、勝機を見いだすことはできるだろう。

GKの堅調さが見どころの一つの今節。ロースコアで推移するかもしれないが、それもまた、サッカーの魅力。残り10試合をサバイブする確かな手応えを掴みたい。

以上

2012.09.13 Reported by 上田真之介
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