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【J2:第36節 富山 vs 岡山】プレビュー:ともに正念場での対決。残留・昇格を争う両者の意志の強さが問われる(12.09.30)

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09年にJ2に昇格した富山と岡山。サポーターのエール交換が恒例になっているようによきライバルとして切磋琢磨してきた。今年3度目の対戦はリーグ終盤の大事な局面で巡ってきた。20位の富山は残留争いの真っただ中にあり、11位の岡山は昇格プレーオフ進出の可能性を残している。譲れない一戦だ。

富山は前節、最下位・町田に2−3で逆転負けして連勝が3で止まった。勝てば残留へ大きく前進できたが、逆に勝点1差に迫られた。28日付けでJFLの長崎にJ2クラブライセンスが交付され、J2から降格する可能性があるのは最下位・22位の1クラブに絞られた。20位の富山は、21位の鳥取、22位の町田とほぼ並び、残り7試合に生き残りをかける。「早く楽になりたい気持ちはあったが…。こうなったからには我慢比べ。最後に一つでも上にいき残留する」とキャプテン足助翔。厳しい戦いを覚悟して決意を口にした。
町田戦、雨に濡れながら声援を送ったサポーターは敗れた選手たちを大きな拍手で迎え、「次は勝つぞ」と激励した。困難に直面して、クラブに関わる人々に一体感が生まれつつある。今節と次節・鳥取戦は「試練の2連戦〜県民パワーで降格圏脱出」と銘打ち、集客にも力を入れている。総力を挙げて臨む一戦で状況を好転させたい。

岡山とは今月9日の天皇杯で対戦し0−2で敗れたばかり。13時開始の暑さを考え、前半は消耗を避けるため引き気味に守備を固めた。計画通りに無失点で後半に持ち込んだが、これからという同9分にアンラッキーなPKで失点したのが痛かった。今回は当時とはスタメンも変わる。異なるゲーム展開と結果を期待しよう。
[3-4-2-1]のフォーメーションは岡山と重なる。中盤の両サイドが攻守のキーマンであり、対峙する一方が攻め上がれば他方はマークして自陣深くまで戻らなければならない。同一システムの大分や愛媛との対戦をみても、押し込む・押し込まれる時間帯ができやすい組み合わせだ。順位が示す通り、現状での実力や完成度は岡山が上。富山は押し込まれる時間が長くなるかもしれない。出場停止の福田俊介に代わってDF中央での先発が濃厚な吉井直人は「ラインをアップダウンするタイミングは(完封勝ちした)千葉戦と同じようにやればよいと思う。ツーシャドーはボランチとともに3人でケアしたい」と話した。相手の波状攻撃を断ち切るためにボール奪取後のパスやクリアの精度がポイントになる。

岡山の総失点30はリーグ3位の少なさで堅守を誇る。対する富山は50失点。しかし、総得点は岡山32、富山31で同水準。富山は守りで耐えることができれば対等の勝負に持ち込める。3勝1敗の最近4試合は計25本のシュートで6点を挙げている。この集中力をもってすれば勝機を引き寄せることは可能だ。

岡山は前節、0−1で愛媛に14試合ぶりの勝利を献上し、プレーオフ圏の6位との勝点差は7に広がった。目標達成の望みをつなぐには勝利が必要だ。正念場にあるという点では富山と変わりがない。昇格を狙うにふさわしい底力をみせたい。今季12得点をマークし、J’s GOALの8月MIPにも選出されたFW川又堅碁がチームを引っ張る。今回は隣県から古巣・新潟のサポーターも応援に駆け付けることだろう。期待に応えられるか。

富山は初のホーム3連勝がかかるが、最低でも勝点1は加算したい。安間貴義監督は「目の前の試合のことしか考えていない。チャンスがあれば勝ちにいくし、勝点1を取りにいかなければならない展開もありうる。状況をみて判断していく」と話した。勝点3がほしい岡山の影山雅永監督とともに采配にも注目したい。

以上

2012.09.29 Reported by 赤壁逸朗
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