「残りの7試合、私たちにとっては全てが決勝戦です」。前節・富山戦を終えて、アルディレス監督はこう語った。大一番をモノにして20位・富山、21位・鳥取との勝点差を1ポイントに縮めたとはいえ、町田はまだ最下位だ。監督の言葉を「次のことや他のチームのこと、順位がどうとかじゃなくて、『その試合のことだけ考えろ』ということ」だと解釈したのは修行智仁選手。目の前の試合、相手に集中して勝ち切ることが、FC町田ゼルビアのミッションだ。
両チームとも“ティーンエイジャー”の活躍が楽しみだ。町田は三鬼海、幸野志有人の93年生まれが主力として奮闘中。対する大分トリニータも松原健、為田大貴と同世代の選手が試合に絡んでいる。9月のU-19代表合宿に招集されている三鬼だが、松原は代表サイドバックの座を競うライバル。「(日本協会のスタッフが)誰かしら見に来るかなとは思う。自分がいいプレーをすれば、チームにいい影響が出るし、代表へのアピールも出来る」とこの試合に野心を見せている。右のストッパーに入るイ・ガンジンも「(三鬼)海には前でプレーして欲しい。自分がカバーして、無駄な守備とか走りを少なくしてあげたい」と後押しを約束する。
幸野志有人にとって大分は昨シーズン在籍した古巣。彼も「井上裕大選手とはすごい仲が良かったので、マッチアップが楽しみ」とピッチでの再会を心待ちにしている。「去年から確実に成長している」「今はすごい得点が欲しい」と語る幸野だが、それを大分戦で披露することが、何よりの“恩返し”だろう。旧友といえば、町田の守護神・修行智仁と、大分のDFリーダー阪田章裕は、立命館大の同級生。また町田のいぶし銀サイドバック・藤田泰成と、大分のFW高松大樹も、多々良学園高(現・高川学園高)の同級生だ。距離は大きく離れた両クラブだが、実は様々な縁がある。
大分は現在6位でプレーオフ圏内。J1クラブライセンスも条件付きながら交付され、J1復帰という目標に向け、町田戦は落とせない試合だ。攻撃は“デカモリシ”こと森島康仁が前線で強さを見せ、今季14得点の右ウイングバック三平和司も脅威になる。更に町田のアルディレス監督、各選手が指摘する強みはセットプレー。修行智仁は「キックの精度がいいし、GKの前に人を立たせたりとか、工夫していますね」と指摘する。5月の対戦では「いい試合を出来たけど、セットプレー2本でやられた」(田代真一)という町田だが、同じ轍は踏みたくない。
〔3-5-2〕の布陣を取る両チームにとって、大きな焦点は両サイドに生まれる1対1だ。特に町田の左サイド津田和樹と、大分の右サイド三平和司はどちらも攻撃的で、彼らの駆け引きが試合の流れを決めるだろう。津田は「サイドの主導権を取れないと押し込まれて、5バックになってしまうシーンが増える。それはなるべく避けたい」といつも通りアグレッシブだ。サイドが前へ出るためには、もちろんポゼションの安定と的確な配球が不可欠。人生初という累積警告による欠場で「頭がクリアになって、自分の中ではちょっとやりやすくなった」というMF鈴木崇文は「ボールを動かして、押し込む」ことをテーマに挙げる。ボールの保持を得意とする町田は、相手を振り回し下げることで、守備の負担も減らしたい。
町田は春先に相次いだ負傷欠場者が現在ゼロ。イ・ガンジン、幸野志有人と夏に補強した2選手も大きな戦力となっていて、間違いなく上げ潮状態だ。紅白戦では勝又慶典主将、平本一樹ら実力者がBチームに回っており、内容も濃くなっている。「誰が出ても遜色のない」(太田康介)陣容で、試合展開に応じた切り札もようやく充実した。早い時間に選手を入れ替えることを躊躇しない、アルディレス監督の大胆なベンチワークにも注目だ。
以上
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