今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第36節 福岡 vs 横浜FC】プレビュー:昇格争いを繰り広げる横浜FCを迎えての1戦。ホームのサポーターの前で福岡のサッカーを見せろ!(12.09.30)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
もがき、苦しみながら戦ってきた2012シーズン。福岡はいまだに出口を見つけることが出来ずに迷い込んだ迷路の中をさまよい歩き続けている。なくならない不用意なプレーと凡ミス。安定しないゲーム運び。形が見えてこない戦い方。チームの不振の原因が守備にあることは明らかだが、総失点56のうちリーグ後半戦に失ったゴールは31と、むしろ拡大傾向にあり、それに伴い、後半戦の3勝3分8敗という成績は、愛媛、鳥取に次ぐ20番目と、成績そのものも悪化している。前節の熊本戦に敗れたことで2位以内に入れないことが確定し、わずかに残されている6位以内の可能性も、現実的には難しいと言わざるを得ない状況にある。

しかし、35試合を戦っての結果は実力。いま福岡がやらなければいけないことは、この現実を受け止めることだ。自分たちを卑下する必要はない。勝利を求めて積み重ねてきた日々を否定する必要もない。だが、結果は現実。それを受け止めた上で、ここからいかに行動すべきかを考え、それを実行に移すこと。それが今のチームに最も求められていることだ。今の自分と、求めるところの差を正確に把握し、そのギャップを埋めるべく日々を積み重ねること。それは、J1昇格云々に拘わらず、勝負の世界に生きる者のあるべき姿だ。どんな状況にあろうとも、勝負の世界にいる限り戦いは終わらない。

残された試合は7。ここからはJ1昇格を目指して鎬を削り合っている上位陣との戦いが続く。36節に迎えるのは横浜FC。シーズン当初は8戦勝ちなしと苦しい時期を過ごしたが、第5節から山口素弘監督を迎えて仕切り直し、現在は17勝6分12敗の7位。リーグ後半戦の成績はJ2で4位に当たる8勝2分4敗と好調を維持してJ1昇格争いの真っただ中にいる。互いの手の内が知れ渡り、昇格へのプレッシャーが増すリーグ終盤戦では、思うような戦いが出来ないことが多くなるものだが、前節の徳島戦では、自分たちの特長を出せない中で粘り強さを発揮して1−0で勝利。「多少、押し込まれる感はあったが、慌てることなくしっかり応対でき、粘り強くプレーして自分達のペースに引き込もうというところは非常によかった」と山口監督はチームの成長を口にした。
現在、自動昇格権を得られる2位との勝点差は6。プレーオフ進出権が与えられる6位との差は1。しかしながら、上位6チームとの対戦は東京V、大分の2試合を残すのみで、昇格のためには順位が下のチームに勝ち続けることが必要で、福岡との戦いでも、当然、勝点3が狙い。福岡にとっては難しい戦いであることは間違いない。

勝負の鍵を握る一番大きなファクターは福岡の守備。福岡は、ここまでの56失点のほとんどを自滅のような形で失っているが、その半数近くが前後半の開始15分以内で生まれたもの。まずは、この時間帯を無失点で過ごすことが戦いを成立させる必要条件になる。福岡が過去と同じことを繰り返すようなら、横浜FCの一方的な展開になりかねない。
その上で、互いに、どこまで我慢できるかが勝敗の行方を握っていると見る。横浜FCの立場に立てば、福岡戦は勝点3が必要な試合。勝点を落とせば終盤に入った昇格争いに大きな影響を与えることもあり、意識せずともプレッシャーがかかる。また、思うような戦い方が出来ない福岡にとっては、強引に前へ出ようとすればかえってバランスを崩すことになりかねない。まずはしっかりと守備をしながら試合を進める必要がある。そうした状況の中で、どれだけ辛抱強く戦い、そして、少ないチャンスをモノにできるか。それを実行に移したチームが勝利を得ることになりそうだ。

さて、リーグ戦もいよいよ大詰めを迎え、福岡がホームのサポーターの声援を受けて戦えるのも、横浜FC戦を含めて残り4試合になった。ここまで思うような戦いが出来ない中でも、サポーターはチームの勝利を信じて声援を送り続け、選手たちは、それを背中に受けて戦い続けてきた。そして、誰もが、このままでは終われないと思っている。その気持ちをピッチにぶつけられるのも、あと4試合。勝利を目指すのはもちろんだが、レベルファイブスタジアムに集う全ての想いが爆発するような試合を期待したい。

以上

2012.09.29 Reported by 中倉一志
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着