6月のリーグ戦21節、9月9日の天皇杯2回戦に続く今季3度目の対戦は、過去2試合に勝っている鳥取が3連勝を達成した。
天皇杯は欠場していたDF御厨貴文が復帰し、前節は山形を下すなど調子を上げてアウェイに乗り込んできた草津に対し、鳥取にはアクシデントが重なっていた。昨季の加入以来、1試合を除いて公式全試合にフルタイム出場してきた守備の要、戸川健太が、前節に鼻骨骨折を負って欠場。その穴については加藤秀典を先発させる予定で準備を進めていたが、試合前日の練習で、前節まで3試合続けて戸川とセンターバックでコンビを組み、今回も加藤とともに先発する予定だった内間安路が負傷。試合当日まで回復を待ったが結局、欠場することになり、急きょ水本勝成を先発に組み込むことになった。
加藤と水本は、事前の練習では一度も試していないペアだったが、加藤が「ミズ(水本)とは練習や練習試合で(センターバックを)やっている」と振り返った通り、これまでの蓄積を生かして対抗。草津の土井良太をターゲットにしたロングボール、サイドからのセンタリングに苦しめられる場面もあったが、両サイドバックも交え、体を張った守りでしのいだ。
鳥取は28分にセットプレーから、小井手翔太がヘッドで押し込んでネットを揺らしたものの、オフサイドでノーゴール。その後は草津が押し気味に進めたが、こちらもチャンスを決めることができない。40分にはFKがファーサイドに流れ、フリーになっていた後藤涼がダイビングヘッドで合わせたが、わずかに右へ。44分、横山翔平のセンタリングから土井が左足で狙ったシュートは、惜しくも右ポストに当たって決まらず、結局前半は0−0で終えた。
鳥取は後半開始から、MF三浦旭人に代えて吉野智行を投入。草津の松下裕樹が「後半、鳥取が選手を代えてボールをしっかり動かせるようになってきた。前半はプレスに行けていたけど、後半はボールを動かされて、向こうのリズムが出た」と振り返ったように、ボール支配率が高まった鳥取が中盤の攻防を優位に進めるようになった。
55分には、その吉野のプレーから先制点が生まれた。吉野のループパスを鶴見聡貴が左に流れながら落とし、逆に左から内側に入ってきた森英次郎が受けて、中央からシュート。これは草津GK北一真がセーブしたが、ファーサイドに流れたこぼれ球に、いち早く追い付いた小井手がシュート。ほとんど角度はなく、北もポジションを修正して構えていたが、小井手が「思い切り打てば何か起こると思った」というシュートは北の股間を抜け、ネットを揺らした。
草津は60分、小林竜樹に代えてアレックスラファエル、横山に代えて熊林親吾を投入。しかし、副島博志監督が試合後に「(小林は)前節は3点取りましたけど、このスリッピーなピッチ状況の中で、ボールにかかわるシーンが少なかった。それをアレックス(・ラファエル)と熊林に期待していたんですけど、そこが狙いどおりにいかなかった」と語った通り、ミスの多さもあって連係がかみ合わず、なかなか良い形を作れない。それでも74分にはセットプレーのセカンドチャンスからチャンスをつかみ、ゴール前のこぼれ球を後藤が狙ったが、シュートは当たり損ねて右に外れた。
鳥取も前後して2点目を奪うチャンスを逃していたが、89分にようやく突き放す。88分に交代出場したばかりの奥山泰裕が、実信憲明とのワンツーでペナルティーエリア内に侵入してシュート。これも北がはじいたが、今度はこぼれ球が御厨に当たってゴールに向かい、オウンゴールに。結局、これがダメ押し点となり、鳥取が2−0で勝利を収めた。
草津はこれで、昨季からの対鳥取の公式戦通算成績が1分4敗に。天皇杯では17分に先制した後も押し気味に進めながら、追加点を奪うことができず、後半に入って52分に追い付かれ、以降は主導権を握られた。この日も松下の「前半に先制点が欲しかった」とのコメント通り、先制点こそなかったが似たような展開となり、後半にペースダウン。前半のシュート10本に対して後半は2本に終わり、鳥取に圧力をかけることができなかった。
逆に鳥取は、2点目を奪うまでに時間がかかり過ぎたものの、終了直前に突き放し、今季初めてとなる2点差以上での勝利を収めた。敗れた最下位の町田との勝点差を4に広げ、引き分けた富山と入れ替わり、20位に浮上。アウェイで、その富山との残留争い直接対決が待つ次節に向けて、はずみをつける勝利となった。
以上
2012.10.01 Reported by 石倉利英
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