「残留争い」という耳慣れない言葉が鹿島アントラーズの周囲を漂っている。ここ5試合を見ても1勝2分2敗と結果を残せていないことを考えれば、現在置かれている13位という順位も致し方ない。しかし、その試合内容を見ると勝ちきれなかった悔恨が残る試合ばかり。どこか歯車が合わないまま、残り7試合となってしまった。
今週の始め、ジョルジーニョ監督は選手たちに向かって「残り14試合、全部勝つぞ」と檄を飛ばした。リーグ戦の7試合に加え、2つのカップ戦でファイナルまで進んだときの7試合(ナビスコカップ2試合、天皇杯5試合)を、全勝するという意気込みである。鹿島の黄金時代を知る監督なだけに、いまの状況は納得しがたいものがあるのだろう。残された2つの国内タイトルを獲得することで、ようやく溜飲も下がるはずだ。
今節の対戦相手となるF東京は、ここ5試合負けがなく相性が良い。開幕5戦未勝利で臨んだ第6節、遠藤康のアディショナルタイムでの勝ち越し弾で劇的な勝利をあげた相手でもある。前節のG大阪戦から変更した[4-2-3-1]で、中盤に厚みを持たせる狙いは今回も継続されるはずだ。
ただし、そのためには2つのポイントがあるだろう。
前節も家長昭博が自由に動き回っていた前半は、かなりボールを支配されてしまった。F東京がどういう布陣で来るかは不明だが、「ルーカスや梶山(陽平)は、間で受けるのが上手い」(岩政大樹)だけに、彼らが特長を活かし始めるとボールを支配されてしまう。「ボランチと声を掛け合いたい」と青木剛が言うように、一つめのポイントは、センターバックとボランチで上手くマークを受け渡せるかどうかだ。
2つめのポイントは大迫勇也だ。鹿島がボールを奪ったあとは1トップの大迫の出番となる。彼がキープすることで、レナトとドゥトラの縦へのスピードが最大限に発揮するのが、鹿島の攻撃の核である。しかし、F東京としても鹿島の狙いは織り込み済み。森重真人らF東京のセンターバック陣が、大迫をどう封じ込めるのかも見どころとなるだろう。
過去のリーグ戦の対戦成績を見ると、この両者の対戦は点の取り合いになることが多い。過去27回の対戦で、スコアレスドローに終わったのはたったの1度(04年1stステージ第11節)。どちらかのチームが完封勝利をおさめた試合も5回しかなく、ゴール数が多くなることが予想される。「点を取った後、取られたあと、チームの姿勢が変わってしまう」(岩政)という課題を抱える鹿島にとっては、それを乗り越えるための重要な試合となるだろう。あと2勝すれば勝点40に達し、不名誉な残留争いからも解放される。前回のホームゲームでは一人少ない横浜FMを最後まで崩せなかっただけに、今回こそはカシマスタジアムに駆けつけたサポーターへ勝利を届けたい。
以上
2012.10.05 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第28節 鹿島 vs F東京】プレビュー:過去27回の対戦でスコアレスドローは1度だけという鹿島とF東京。鹿島は勝利して残留争いに別れを告げたい。(12.10.05)
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