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【J1:第28節 磐田 vs 清水】プレビュー:ゲームの焦点はプレッシングとセカンドボール。前回の対戦と同様、たった一つのプレーが勝敗を分ける。それがダービーだ(12.10.05)

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前回のダービーからおよそ6か月。今回の対戦では4月にアウスタで行われた一戦から互いに多少メンバーが入れ替わることが予想されるが、ゲームの焦点は今回も似たものになるのではないか。

前回の対戦は雨のアウスタで計5ゴールが生まれる派手な試合となったが、分岐点となったのは前半終了間際のワンプレーだった。磐田1点リードで迎えた前半アディショナルタイム、自陣でボールを持った清水・平岡康裕へ磐田が猛然とプレス。このため平岡は前線にロングボールを蹴り入れることになるが、ポイントとなったのはこの後の場面である。ロングボールの落下地点に入ったのは磐田・山本脩斗。胸でボールをコントロールしようとするもトラップが長くなり、ボールロスト。これを清水・河井陽介に拾われ、アーリークロスから高木俊幸にゴールを許した。その後、後半の立ち上がりに清水が勝ち越し、後半終了間際にリードをひろげる。後半アディショナルタイムに磐田・山本康裕のゴールが決まったところで試合終了。3-2で清水が逆転勝利を収めた。
試合後、アウスタのインタビュールームで「ダービーはホームでもう1試合ある。その時はエスパルスさんを上回れるよう練習に励んでいきたい」とリベンジを誓ったのは磐田・森下仁志監督。前半終了間際の失点シーンについては「(山本)脩斗がマイボールにしようとした結果。あの場面で『クリアしなさい』となれば、一年間やり続けることが台なしになる」と振り返った。

指揮官の言葉の通り、リスクを負いながらも連動したパスワークを貫いたことが総得点52(※第27節終了時点)というリーグ屈指の数字をもたらすことになった。前節のアウェイ・F東京戦でもそのスタンスを見せつけ、序盤に先制点を奪っている。9分、駒野友一のバックパスを自陣ゴール前で八田直樹→藤田義明とつなぎ、左サイドへ展開。以後、左サイドで菅沼実、宮崎智彦、松浦拓弥が絡みながら右サイドへ展開し、最後は敵陣右サイドでボールを受けた山田大記のアーリークロスをファーサイドで菅沼が押し込んだ。
一方、この試合では“リスク”が失点という形で表面化することにもなった。54分、自陣右サイドで駒野、山田が絡みながらショートパスをつなぎ攻撃を仕掛けるも、中盤でボールロスト。その背後のスペースをF東京・石川直宏に突かれ、クロスから失点を喫している。その後、ビッグチャンスも作ったものの後半終了間際に勝ち越され、逆転負け。森下監督は後日、この場面をこう振り返っている。「後半もボールを持っていたのは僕たち。ただ、1失点目はボールの失い方がよくなかった。そのあたり、もっともっと成長できる」。ゴール前のマーキングなど守備面でも細かい修正点があるかもしれないが、失点の最大の要因は攻撃の質のところにあると指揮官は見ている。

この点、清水・アフシン ゴトビ監督は磐田の“リスク”を見逃さないだろう。磐田のパスワークを徹底的に潰しにくるはずだ。総得点では磐田に大きくリードされているが、失点は清水の方が少なく(※第27節終了時点)、大前元紀らスピードに優れたアタッカーが献身的に走るプレッシングは磐田以上の鋭さがある。出場停止明けの村松大輔が中盤に戻ることでその守備はよりタイトなものになるだろう。前節はホームで2位・仙台に逆転勝利。この秋にアレックス、小野伸二がそれぞれチームを離れることになったが、金賢聖、瀬沼優司にゴールが生まれるなど若い力が躍動。チームの総力を改めて証明する一勝となった。先月上旬のヤマザキナビスコカップで負傷離脱した高木俊幸がこの試合で復帰すれば勢いはさらに増すだろう。

ただし、前線からタイトなプレッシングを仕掛けることは磐田も同じ。となれば、前回のダービーと同様、『プレッシング→ロングボール→セカンドボール』という一連のプレーがゲームを左右することになる。両チームの勝点差はわずかに『1』。結果次第で両者の順位が入れ替わるダービーマッチは来季ACL出場権を獲得するためにも非常に重要な一戦となる。タフなゲームを制するのはどちらか。

以上

2012.10.05 Reported by 南間健治
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