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【J2:第37節 北九州 vs 松本】プレビュー:困難な状況に立ち向かい、上を目指し続ける北九州。難敵・松本を迎え、必勝を期す。(12.10.07)

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北九州は前節・水戸戦の翌日10月1日と2日をオフにした。短時間でも集中したトレーニングをほぼ毎日行っていたチームが2日連続で休みを設定するのは異例。三浦泰年監督は「メンタル的にリフレッシュできる時間を作りたかったし、選手もそれを理解していただろう」と話す。チームの置かれている困難な状況の中で、選手がもう一度、頭をリセットする2日間のオフ。果たして、北九州は今節に向けての練習に再び集中して取り組んでいた。

『困難な状況』というのは、既報のとおり北九州がJ1クラブライセンスを得られず、6位以内に入ったとしてもプレーオフにさえ出られないということだ。上り調子にあったチームにへの衝撃は少なくない。
チームは三浦監督自らライセンスについて選手に説明。「こういう状況の中だからこそしっかり戦う。それができれば選手にとっては大きな自信にもなるし、周りに対してのアピールになる。十分なモチベーションはある」と励ました。キャプテンの木村祐志は「目指していくことに変わりはない。上に少しでも行けるようにやっていきたい。それが北九州の今後にも繋がってくることだと思う」と述べ、選手としても下を向かずに次のステップに繋げていきたい構えだ。

とはいうものの、前節は水戸に1−3で敗戦。ミスを突かれたり、相手を上回る決定機をモノにできず、後半はシステムを変えてゲームの主導権は握りながらも勝利からは見放されてしまった。『困難な状況』による微妙なコンディションの変化、微妙なメンタルの違い、そういうものが背景にはあったかもしれない。リーグ戦中の2日間のオフはリスキーでもあるが、必然の判断だった。

さて、今節は松本山雅をホームに迎える。北九州は松本のJ初勝利を献上しており、今度こそは負けるわけにはいかない。

松本は3−4−3のフォーメーションを組む数少ないチームのひとつ。三浦監督は「反町監督がうまくマネジメントし、選手の特長を引き出している。(北九州は)相手を知って、自分たちのスタイルを追求していきたい」と話し、結果にも結びついている3−4−3を警戒する。とくにカギとなるのは最前線の塩沢勝吾と2シャドウ。松本は塩沢に入れることで攻撃のリズムを作り出すが、北九州としてはセンターバックとアンカーの距離を適切に保ち、そこでの自由度を下げたい。「アンカー、サイドバックとも協力して(前線の)3人を抑えたい。大分や岡山でのいいイメージでやりたい」とはキローラン木鈴。練習ではアンカー・新井涼平の位置やコンビネーションを確認し、攻撃への切り替えについても守備陣を中心にチェックを重ねた。

松本は9月30日に予定されていた岐阜戦が台風の接近のために延期となり、今節が2週間ぶりの試合。ただその前の試合ではホームに鳥取を迎えて7−1で圧勝しており、いいイメージを持ったまま北九州に乗り込むことはできそう。試合勘の面では不安もあるが、北九州がそうであるのと同じように松本も指揮官・反町康治監督の「マネジメント」が生きてくるかもしれない。

北九州が勝機を見いだせる最大のポイントは前半をゼロで折り返せるか。「立ち上がりが悪い。立ち上がりを集中して試合に入らないといけないし、前線での守備にも貢献したい」と端戸仁が話すように、直近2試合は早い時間に失点している。後半に入って中盤をダイヤモンド型からボックスに変更することで守備の安定は図れてはいるが、ハイレベルのボールポゼッションに挑みつつ前線の流動性を高め続けるためにはダイヤモンド型を続けたい。そのためには端戸の指摘のとおり、集中して試合に入り、イージーミスでボールを失わないようにしたい。リセットできた今週は原点を見つめ直す好機にもなったはずだ。

厳しい状況は選手たちだけで変えられるわけではない。しかし、上に行く野心はきっと現状を打破できる。北九州の選手、監督、スタッフはその心意気を、ホームゲームに見せつける。

以上

2012.10.06 Reported by 上田真之介
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