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【J2:第37節 湘南 vs 愛媛】プレビュー:3連敗中の湘南が迎え撃つは上昇気流の愛媛。90分+αの戦いを制するのは果たして。(12.10.07)

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アディショナルタイムに失点した前節の熊本戦を受け、湘南は目下3連敗の渦中にある。明けた今週のトレーニングではアタッキングサードがあらためてフォーカスされた。「うちは、ただシュートを撃つ、ただクロスを上げる、というチームではない」曹貴裁監督は語る。攻撃の際、ボールに関与する人数は多い。決定機もつくりだしている。ただ、周囲がサポートするなかで、ボール保持者が最良の選択をする、しっかりゴールを狙うといった、フィニッシュワークの確認があらためて重点的になされた。

「点を多く取って後ろの選手たちを楽にしたい」前節PKを沈めた岩上祐三は語る。3試合続けて複数失点を喫している現状を慮ってのことだろう、こうも言う。
「チャンスをつくれば自ずと僕らの時間になるし、守備の負担も減る。前が足を止めずに流動的に動けばパスコースはたくさんできるし、そこでボール保持者がいい判断をしていけばいい。練習でやっているように、決定機を多くつくり、いかに決められるかが勝負」。

岩上と同様、判断について触れたのは島村毅だ。途中出場した前節の反省も踏まえている。
「相手がガチガチにブロックを固めているときには、足元のパスだけでなく、思い切って裏を狙うなど攻撃に幅を持たせる工夫が必要。いまから急に巧くはならなくても、判断は変えていける」

湘南は現在、リーグ2位の総得点57を叩き出している。トップの東京Vともわずか1点しか違わない。年間を通して決定機の創造に取り組み、かの数字を積み上げてきた。さらに磨くは決定力だ。局面での瞬時の判断が創造をさらに膨らませる。

一方、Shonan BMWスタジアム平塚に乗り込む愛媛は前節、湘南とは対照的にアディショナルタイムに得点し、昇格争いの渦中にある千葉から勝点1をもぎ取った。早い時間帯に先制を許す厳しい展開も、後半はテンポよくボールを運び、波状攻撃を繰り出しながらゴールに迫った。とりわけトミッチの復帰は大きかろう。後半開始間もなくピッチに入ると、攻撃の起点となって前線にパスを供給し、自らゴールを脅かしもした。同点に追いつき、ふたたび突き放されながら、また相手GKの好守に幾度も阻まれながら、土壇場でゴールをこじ開けたボールに対する執着心や気持ちの強さも見逃せない。

後半戦に入ってからというもの、ゴールも勝利も遠かった愛媛だが、前々節は岡山を相手に1−0で後半戦初勝利を飾った。前節はくだんのとおり、引き分けながらもリーグ1,2の堅守を誇る千葉から2得点を挙げた。振り返れば、9月に湘南と愛媛が天皇杯2回戦で相まみえた際には1−0で湘南が取ったものの、リーグ前半戦は愛媛が2−1で勝利している。曹監督もシーズン当初から讃するとおり、彼らは本来の戦いを取り戻しつつあるように見受けられる。今節はDFアライールが出場停止となるが、言わずもがなながら長い笛が鳴るまで勝負の行方はわからない。

シーズンも佳境に入り、プレッシャーがかかることは否めないだろう。出場停止が解ける古林将太は、しかし「プレッシャーはそれぞれあるかもしれないが、それを言い訳にはしたくない」と口にする。また島村は、痺れるような上位争いについてこんなふうに語った。「今年は楽しめている。なぜなら、いいチームだと思うし、チームに自信を持って戦えているから。いつも通りやれば大丈夫です」。

残り6試合、目指すのはあくまで勝点18を積み上げること、最後まで“GET3”の精神を貫くことが大事だと、指揮官は語っている。もちろんその先には大きな目標がある。ただ、その「最後」には、一足跳びに届くべくもない。2位に至るこれまでの道のりと同様に。

以上

2012.10.06 Reported by 隈元大吾
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