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【J2:第41節 大分 vs 山形】レポート:大分が山形に3−0で快勝。漂い始める奇跡の予感(12.11.05)

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今季リーグ戦のホーム最終戦。勝利すればプレーオフ進出が決まる大一番で、大分は勝負強さを発揮した。「球際、切り替えなど、サッカーの基本的なことを、チームのために選手一人ひとりがやってくれた。選手が規律と情熱をもって戦ってくれた」と田坂和昭監督が語ったように、序盤から試合を優勢に進めた。好調の木島悠、チェ ジョンハンはボールを持てば迷わず1対1を仕掛け、チームに勢いを与えた。18分には左サイドに張っていた木島からチェ、永芳卓磨、チェとダイレクトパスが3本繋がり、最後はゴール前に走り込んだ森島康仁が頭で合わせた。シュートは枠を捉えることができなかったが、これまで幾度となく練習で繰り返していた「ボールを動かしながらのサイド攻撃」が形となった。
押し込む展開が続くが、スコアレスで前半を折り返したこともあり、少し嫌な雰囲気が漂い始めようとしていた。しかし、木島が言うように「会場の雰囲気もサッカーをするには最高だった」のは確かだった。1万7000人の大声援を背に、ホームチームは後半も集中力を切らすことなく攻め続けた。

49分、ひとつ前のFKで感覚を掴んだ永芳卓磨の左足からはじまった。精度の高いCKから三平和司が頭で合わせた。GKがクリアするが、こぼれ球を混戦から木島が押し込み、待望の先制点が生まれる。
そこから大分のギアが更にひとつ上がった。ボールへの寄せが素早くなり、奪ったあとの攻撃にもスピード感が増していく。「いい予感しかなかった、必然のゴールだったと思う」(森島)と60分には、木島がゴールライン際を得意のドリブルで切れ込み、ペナルティエリア内で三平が粘って、森島にラストパス。見事なボールタッチでシュートコースを空け2点目を奪取。72分にはチェ ジョンハンが相手の不用意なバックパスを蹴り込み、3点目を決め突き放す。いずれのゴールも、球際の攻防で競り勝ち、セカンドボールを拾い続けた結果、生まれたものだった。

J1昇格に向け勝つしかない山形は、「相手の一体感に少し圧された」(奥野僚右監督)。前半こそ無得点に抑えたが、自分たちのリズムで時間を作れず、守備に追われ攻撃は単発で終わった。拮抗した時間もあったが、終わってみれば3−0の完敗。「細かいことを言えばキリがないが、自分たちの力が足りなかった」(前田和哉)と落胆する選手に「精一杯やってくれた」と声を懸けた奥野監督。「我々に残されているのはホーム1試合。天皇杯も、プレーオフもない。最終戦では足取りも、心も体も軽くなるような試合をして、いい形で今シーズンを締めくくりたい。そのためにも明日から最高の準備をして、最高のプレーをしたい」と、次節のホーム戦で今季の集大成を見せると決意した。

今節の全試合を終え、最終節まで自動昇格の可能性が京都、湘南、大分、横浜FCの4チームにある。直近の5試合で5得点の森島は、力を込めてこう言った。
「ここまできたらJ1を掴みたい。絶対掴めると思う。努力もしてきたので運も味方してくれるはず」
厳しいと思われたJ1からの借入金3億円を県民、行政、地元経済界の支援で返済したクラブに、奇跡が起こりそうな雰囲気が漂っている。

以上

2012.11.05 Reported by 柚野真也
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