逆転残留に向け、17位新潟の絶対条件は勝点3。その上で、15位神戸、16位G大阪がそろって引き分け以下でなければならない(詳細はこちら)。他力も必要になる厳しい状況だが、チームは前向きだ。「勝つしかない。それがはっきりしている。だから追いかける僕らの方が楽かも」。三門雄大が言うように、やるべきことは明確だ。当該チームの結果についても「自分たちではどうしようもないから」(三門)と割り切ることができる。
柳下正明監督は前節仙台戦で退席処分になり、今節はベンチ入りできない。選手と接触できるのもスタジアム入りするまで。ミーティングをしてからスタジアム入りし、試合中はスタンドでの観戦になる。「試合が始まるまで一人でいなきゃ。長いね」と苦笑い。指揮は栗原克志コーチが取ることに。人望も厚く、練習試合でも采配を振るっている。それだけに、柳下監督も「心配はしていない。私より冷静なんじゃないかな」と信頼を寄せる。同様に選手に寄せる信頼度も高い。「落ち着いてできれば大丈夫。選手たちには持っているものを全部出してほしい」と全力での闘いをチームに求めた。
札幌戦に向け、ポイントは押さえた。司令塔のミシェウが出場停止。代わりにゲームメイクを務めるのはアラン・ミネイロだ。ミネイロが前線で時間を作り、田中亜土夢、ブルーノ・ロペス、藤田征也らを動かす。リーグ最少の33失点と固さを誇る守備は、個々が自分のマークを外さないことを徹底。特に古田寛幸、岡本賢明らのトリッキーな動きに警戒する。
何より大切にするのは「サポーターへの気持ちです」と、キャプテンの本間勲は言う。第30節鳥栖戦、第32節川崎F戦と、新潟サポーターは3,000人以上が集まって、チームバスのスタジアム入りを出迎えた。札幌戦、天候は雪の予報だが、前2試合以上の「入り待ち」の人数が予想される。今までの2試合は応援を受けながら敗退した。前節仙台戦は敵地で白星を挙げて残留に望みをつないだが、ホーム戦の白星は今季、わずかに2つ。第27節名古屋戦から遠ざかっている。ホームでサポーターを喜ばせることができていない。
「ホームで勝っていないのは本当に申し訳ない。あれだけ応援してくれている人たちに最後こそ応えないと」と本間。三門も言う。「残留はもちろんだけど、何よりサポーターのために勝ちたい」。最終節、チーム、サポーターが一丸になる。そして人事を尽くし、天命が残留であることを待つ。
既に降格が決まっている札幌は最後の意地を見せる。新潟には今季、ヤマザキナビスコカップ予選、リーグ戦の前回対戦と、ともにホームで戦って0-1で敗れた。3連敗は免れたい。前線からのプレスとカウンターで立ち上がりから主導権を握りにいく。
チームをまとめあげ、J1昇格に導いた石崎信弘監督は今季で退任が決まっている。これが指揮を取る最後の試合。負けられない試合になることは新潟と同じだ。引き分け以下なら無条件で降格となる新潟に対し、非情に徹して刺客になる。
勝利への意欲とそれをコントロールする冷静さ。立場は異なっても、勝利のために求められるメンタルはどちらも同じ。特に先制点が占めるウエイトは大きなものになる。
以上
2012.11.30 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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