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【ACL2013】対戦チーム&注目選手紹介:セントラルコースト・マリナーズ編〜柏レイソル同組〜(13.03.11)

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・3月13日(水)柏 vs セントラルコースト@柏 19:00
○チケット販売日程

オーストラリアのトップリーグであるA-leagueから2シーズン続けてのACL出場となるセントラルコースト・マリナーズ。
通算3回目の出場であり地元では決勝トーナメントへの勝ち上がりが期待されている。現在シーズン中であるA-leagueにおいては23節を終え、前節で元Jリーグ選手である小野伸二が加入したウェスタン・シドニーに敗れて首位を明け渡すも、勝点2差の2位(3月4日現在)と好調を維持している。過去、層の薄いオーストラリアからの出場クラブは季節が反対である南半球からの長距離移動とシーズン後半の日程の中で苦戦を強いられてきた。今回の柏戦も9日のシドニーFC戦から中3日、対戦後も中3日でブリスベン戦と過密な日程での海外遠征となる。

ACL2012では長年セントラルコーストを率いた前監督からチームを引き継いだGraham Arnold(グラハム アーノルド)監督が自分のカラーを出す前の予選グループ敗退となってしまった。
しかしその時点では既にACL2013への出場を決めていた為にある意味国際試合に必要なものが何かを見極める事ができ、昨シーズン終了後には地味だが確実なプレーヤーの補強を行っている。そして2012/13シーズンが開幕すると安定した中盤とサイドからのオーバーラップを効果的に織り交ぜ、勝点を積み重ねている。
縦へのロングボールが持ち味だったオーストラリアの大味なサッカーシーンを変えて見せたのが昨年ACLに出場したセントラルコーストとブリスベンだった。そして大胆なポジションチェンジとスピードを兼ね備え成熟させてきているのがセントラルコーストだと言える。

中盤の起点となる事の多かったニュージーランド代表Michael McGlinchey(マクグリンチー:MF14)がやや引いたポジションからシャドー的な動きをし、最終的にベテランストライカーDaniel McBreen(ダニエル マクブリーン:FW2)へボールが運ばれゴールにつながるシーンが多く見られる。そのマクブリーンは現在15得点でA-league得点ランキング1位である(3月3日現在)。また、今シーズンPedji Bojic(ボジック:DF4)が右サイドを駆け上がる事も多く、日本代表 長友佑都(インテル/イタリア)の動きを彷彿させる。

昨年のセントラルコーストがヴァージョン1.0だとすると今年はACLへターゲットを絞ったヴァージョン2.0へのステップアップへの大いなるトライアルを行っている様に感じる。

【注目選手】
MF 14 マイケル マクグリンチー(Michael McGlinchey)
1987年1月7日生(26歳) 175cm/68kg
ニュージーランド生まれ、スコットランドの名門セルティックのアカデミー出身。スコットランドU-20代表に選ばれた経験を持つ。2009年セントラルコーストに加入し、翌年ニュージーランド代表として2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会に出場する。その後スコットランドプレミアリーグのマザーウェルFCへの期限付き移籍を経て、セントラルコーストに復帰。中盤の要として正確なパスを前線に送りA-leagueのアシストランキングの常連である。

FW 2 ダニエル マクブリーン(Daniel Mcbreen)
1977年4月23日生(35歳) 186cm/88kg
英国生まれの長身ベテランストライカー。イングランドの3部、4部リーグのクラブを経験した後、2009年A-leagueノースクイーンズランドに加入、その後パースを経て2010年からセントラルコーストのメンバーとなる。ゴール前での冷静で的確な判断が多くの技ありゴールにつながっている。現在A-league得点王(15得点3月3日現在)。長身だが、足技に優れる名古屋所属のケネディに似たタイプのストライカー。

DF 4 ボジック(Pedi Bojic)
1984年5月9日生(28歳) 180cm/75kg
まるでラグビー選手の様な体格のボジックが右サイドバックのポジションから駆け上がるシーンが今シーズン多く見られる。元日本代表・小野伸二(現ウェスタンシドニー・
ワンダラーズ)や元イタリア代表、デル・ピエロ(シドニーFC)が加入した事で今までにない盛り上がりを見せるオーストラリアA-leagueにあって、セントラルコースト生え抜きのボジックが小野やデル・ピエロとのマッチアップを制する場面も多い。攻撃参加の際は相手ディフェンダーに脅威を感じさせるが、自陣ゴール前での危険を察知する嗅覚は鋭く、玄人好みの選手と言える。

以上

Reported by Masashi Yamashita / Mega Expression Pty Ltd
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