今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【ACL2013】対戦チーム&注目選手紹介:ムアントン・ユナイテッド編〜浦和レッズ同組〜(13.03.11)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
・3月12日(火)浦和 vs ムアントン・ユナイテッド@埼玉 19:30
○ホームゲームチケット

2012シーズンのタイプレミアリーグ(以下TPL)・チャンピオン“SCGムアントン・ユナイテッド”。過去、TPLチャンピオンとして挑んだ2010年大会にはプレーオフでシンガポールのアームド・フォーシズFCに0-0(PK:3-4)、翌2011年大会でもプレーオフでインドネシアのスリウィジャヤFCに2-2(PK:6-7)で敗れグループリーグ進出はかなわなかった。3度目のリーグチャンピオンにして初のACLグループリーグ出場である。

SCGムアントン・ユナイテッドはタイ最大手スポーツメディアを親に持つクラブであり、資金力・人気・実力をあわせ持つTPLを代表するビッグクラブである。また、昨年12月にはジュビロ磐田と業務提携を結び、今年1月には湘南ベルマーレが同クラブからエジバウド(ボリビア)を獲得するなど、日本との関わりも少なくないクラブだ。ホームスタジアムはバンコク近郊のパトゥムタニー県ムアントンタニーにある“SCG Stadium”(ACLではThunderdome Stadium)で、バンコク都内から車で約30分とアクセスも良い。収容人数20,000人のサッカー専用スタジアムはピッチが非常に近く、クラブ・カラーの赤で統一されたスタジアムは雰囲気十分。上位対決など人気カードでは毎回のようにチケットが完売になるなど熱狂的なサポーターが数多く存在し、応援スタイルもフラッグを掲げながら大声でチャントを歌い続け、選手入場時にはコレオグラフィを取り入れるなど他クラブと比較しても洗練されている印象を受ける。

2012シーズンのTPLでは、優勝を争うライバル・クラブのブリーラム・ユナイテッドがACL、チョンブリーFCがAFC杯出場による過密日程で苦戦するのを尻目に、25勝0敗9分けの勝点84と圧倒的な数字を残し、無敗のまま通算3度目の優勝を成し遂げた。
基本は4バックだが、相手によっては3バックも併用し、中盤は流動的にポジションチェンジを繰り返す。攻撃では中盤からサイドへ展開するパターンが多いが、個人技を活かし中央からこじ開けて行く力も持っている。

センターバックに鳥栖や横浜FCなどでプレーしていたキム ユジン(韓国)、中盤にフィジカルが強いSiaka Dagno(コートジボアール)、左足からの正確なパスで攻撃を牽引するMario Gjurovski(マケドニア)、フォワードにポストプレーができ、シュートも上手いRoland Linz(オーストリア)と、高さのある外国人選手が縦のラインに揃う。そのためセットプレーからの得点が多いのも特徴だ。そして何といってもチームのエースであり、タイ代表のエースでもあるTeerasil Danda(タイ)だろう。2012シーズンに24得点で得点王とリーグMVPを獲得した彼は、高さとスピードを兼ね備え、足下も柔らかくボールの受け方も非常に上手い。全てを高次元でこなすスーパーな選手で、Jリーグ関係者も熱視線を送る注目の選手だ。セットプレーとTeerasil Danda。この2つの武器がACLグループリーグでの戦いの鍵になるのは間違いないだろう。

【注目選手】
FW Teerasil Danda(24歳 / タイ)
チームのエースでありタイ代表のエース。
高さとスピードを兼ね備え、足下も柔らかくボールの受け方も非常に上手い。全てを高次元でこなすタイNo,1の選手。シーズンオフに海外挑戦を表明し、Jリーグやトルコリーグのクラブからのオファーを受けるなどしたが、結局はアトレチコ・マドリッド(スペイン)に練習参加。契約までは至らなかったが、その技術に裏付けされた存在感はタイ人選手の中でも突出している。

DF キム ユジン(29歳 / 韓国)
今シーズン遼寧(中国)から加入。189cmと高さを活かした守備は非常に固く、フィジカルの強さはアフリカ系選手にもひけを取らない。セットプレーからの得点も魅力で、グループリーグ第1節の全北現代戦では2-2に追いつく同点弾を決めている。2006年に鳥栖、2010年に横浜FCでプレーした経験を持つ。

FW Roland Linz(31歳 / オーストリア)
ボアビスタやブラガといったポルトガルリーグの名門クラブでプレーした後、オーストリア・ウィーンを経て今シーズン加入。
高さを活かしたポストプレーもさることながらシュートが上手く、オーストリア代表としても8得点をマークしている。中盤のMario Gjurovski、Siaka Dagnoとポジションチェンジを繰り返し、攻撃の起点となりながらゴールを狙う。

以上

Reported by Samurai x TPL Yuji Hamasaki
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/19(金) 12:00 Jリーグ審判レポート(シンレポ!)#19『現役選手が本音で語る!2025年のレフェリング総括!』