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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 清水】レポート:ヤマハで見せた“歴史的大勝”。磐田が大量5ゴールで清水を粉砕(13.03.24)

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磐田は[3-5-2]はそのままに、出場停止明けのチョン ウヨンをアンカーに、山田大記、小林裕紀の明大卒コンビをそれぞれ2列目に起用。20日のヤマザキナビスコカップ大宮戦で2列目を務めた山本康裕を左ワイドで起用した。
一方、清水は[4-3-3]気味の布陣。中盤の中央は村松大輔、イ ミンスのダブルボランチ+トップ下・八反田 康平の3枚、3トップは右から石毛秀樹、バレー、内田健太という並びとなった。センターバックには20日の甲府戦同様、清水ユース出身の19歳・犬飼智也が先発出場。ゴールマウスには移籍加入1年目の高原寿康が入り、清水デビューを飾った。

ゲームは試合開始直後の6分に動いた。自陣左サイドでボールを持った藤田義明が縦へ浮きパス。これに走り込み、清水の最終ラインの背後を取ったのはゲームキャプテン・山田大記だった。
「この間のナビスコ・大宮戦から(藤田)義明さんに自分が抜け出すので見てほしいと伝えていた。1点目の場面でも義明さんがいいパスを出してくれたし、狙っていたプレー」(同選手)。ボールを正確にコントロールすると巧みなフェイントでマッチアップした清水・平岡康裕に飛び込む間を与えず、左足でクロス。グラウンダーのボールをゴール前でフリーとなった金園英学が確実に流し込んだ。「山田がボールを持ったらゴール前に飛び込むことはルールの一つ。イメージ通り」とは公式戦2試合連続ゴールとなった金園。ゴール後はスタンドへ駆け寄り、喜びを爆発させた。さらに21分に追加点。川口能活のロングキックを清水・犬飼が自陣中央でクリアミス、これを拾った松浦拓弥が一気にカウンターを仕掛け、金園とのパス交換から左足でゴールネットを揺らした。

アウェイ・清水は早い時間帯で2点のビハインドを負ったことで苦しくなった。前半の2点で余裕を持ち始めた磐田のパスワークを絞ることができない。先制点の場面で山田に裏を狙われたこともあり最終ラインを押し上げきれず、ルーズになった中盤で後手に回ることになった。攻撃も磐田の守備を崩しきれず、前半のシュートは平岡のバー直撃のヘディングシュートのみ。このシーンは決定機ではあったが、単発な攻撃に終わった。バレーへのロングキックも磐田の3バックに弾き返されることに。石毛は「磐田が勝っていた部分が多かったし、こういう結果(大敗)になるようなサッカーをしてしまった」と唇を噛み締めた。

後半も磐田ペースは変わらない。立ち上がりに石毛に決定的なシュートを打たれたが、川口の好守でしのぎきると、58分に金園に代えて山崎亮平を投入。この交代でさらにギアを上げた。3点目は69分、自陣でボールを持った藤田がドリブルで持ち上がり右サイドへ展開。これを受けた右ワイド・山本脩斗が小林裕とのワンツーでサイドを突破し、クロス。これをニアサイドに走り込んだ山崎が右足で合わせ、ゴール。試合を決定づけた。波に乗る磐田は続く73分に松浦がポスト直撃のシュート。さらに75分には松浦の絶妙なキープでボールをつなぐと、最後は山崎が右足で相手DF2枚の間を打ち抜き、4点目。試合終了間際に清水・石毛にFKを直接決められたが、90分に山崎のハットトリックとなるゴールで再びリードを広げてゲームを締め括った。

磐田の5得点は静岡ダービー史上最多タイ。ハットトリックは両チーム通じてダービー史上初。記録的な大勝で磐田が08年以来5年ぶりとなるヤマハでのダービーを制した。試合後、磐田・森下仁志監督は手応えと課題を共に口にしている。「今日の試合だけを考えると選手は非常によくプレーしてくれたと思う。ただ、自分たちがさらに上を目指すためには前半からもチャンスがたくさんあったし、4-0になってからも判断的にさらに上を目指せればもっとチャンスを作れたと思う。そうすればあの1失点もなかったと思うし、その部分の意識をより上げてやっていきたい」。ここからさらなるレベルアップを目指す。
一方、清水・アフシン ゴトビ監督は「ファンにこの失望を謝りたい」と頭を下げた。ゲームキャプテン・平岡も「連係以前にボールへのプレッシャーや球際、セカンドボールなどで負けている場面が多くなってしまった」と頭を抱えた。これで公式戦11戦未勝利。ダービー敗戦のショックも重なり、後味の悪いゲームとなった。

以上

2013.03.24 Reported by 南間健治
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