まだ5節を消化したばかりで各チームの勝点差はさほどないのだが、鳥取が勝点9の2位と好調だ。おそらくここまで今季のJ2の戦いを見ている者にとってはG大阪と鳥取の成績は最も大きな驚きのひとつだろう。
その鳥取の好調の理由を長崎の高木琢也監督は、「DF出身の小村徳男監督らしく、まずは守備をきちんと築いている所にある」と分析している。これまでの成績は2勝3分の負けなし。しかも全ての試合で2点以上の失点をしていない。先制点を取ったチームが絶対的に有利だと言われているJ2だが、開幕戦となったアウェイの熊本戦や3節の水戸戦では後半に逆転し勝利を収めている。特に水戸戦は後半49分にFW岡本達也が3点目をだめ押ししており、チームもサポーターも俄然勢いついているはずだろう。この粘り強さが好調の原因と言えそうだが、なにせ昨年から多くの選手が入れ代わり、指揮官も替わったため、高木監督も「鳥取戦は難しい試合になるでしょう。鳥取の守備は良いのだが、ほかの部分の特徴が掴みづらい」と明かしている。
データで紐解いてみると、鳥取のここまでの総得点は7点だがシュート数はリーグ全体と比較するとさほど多くはない。チャンスを確実にものにしているといった印象だ。逆に、攻めこまれる場面が多く見られ絶対的に試合を支配しているわけではないが、球際での強さや1対1での場面で負けていないのだろう。開幕戦では気持ちが入りすぎたのか4枚のイエローカードを貰っている。
一方、今季新参入の長崎も前節の松本戦は惜しくも終了間際にPKを与えてしまい、ギリギリのところで勝点3を逃してしまったが、MF佐藤由紀彦は「チームとしてJリーグを知るいい機会になった」と前向きに捕らえている。練習を見ていても誰も下を向いてはいない。また、FW水永翔馬はストロングポイントであるフィジカルを生かしたプレーでここまで2得点を挙げている。27歳でJリーグデビューを果たした遅咲きのシンデレラボーイはますます注目を浴び、おそらく鳥取戦ではしっかりとしたマークがつくだろう。
鳥取の攻撃は左サイドの奥山泰裕が動き回り、基点となることも多いが、長崎もサイドの攻防で負けないよう今節はチャンスメーカーの金久保彩を右サイドで使う。また、左サイドはこれまで途中出場の機会を得ると長崎の攻撃のリズムを変えてきた男、MF山田晃平の先発が濃厚だ。鋭い切り込みを持つドリブルに注目してほしい。ただし、今節はDF藤井大輔が出場停止のため負傷明けのDF高杉亮太が出場するだろうと思われる。このあたりの変化がどう影響するだろうか。
これまで両チームはJFL時代に4度対戦しており、いずれも鳥取が勝利している。ただし全ては過去の話であり、メンバーもほとんど入れ替わっている。今週末の勝負の分け目はセットプレイにあると予想したい。長崎は金曜日の練習では1時間以上に渡ってコーナーやスローインから得点を挙げる練習を行っている。高木監督は「セットプレーの種類はたくさん持っていて、暇なときに新しいものを作る」と言う。シーズン開始前は残留争いの最右翼のチームとして多くの解説者から挙げられていた両チーム。互いに負けることは出来ない相手だろう。
以上
2013.03.30 Reported by 植木修平
J’s GOALニュース
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