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【J2:第6節 松本 vs 神戸】プレビュー:あれから1610日――。松本と神戸の“リターンマッチ”、勝敗の鍵は集中力にあり。(13.03.31)

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あれから1610日が経ったという。もはや、その事実を知らない人の方が多いのかも知れない。
松本と神戸は、もちろんリーグ戦での対戦は初となるが、4年半前に公式戦での対戦経験がある。2008年11月2日、場所は神戸のホームであるホームズスタジアム神戸(当時)にて、天皇杯4回戦を戦っている。最終スコアは0-8とまさしく完敗だった。当時地域リーグにいた松本とJ1にいた神戸の間に横たわる歴然とした差に愕然としつつ、「いつの日かまた神戸と対戦したい」と決意を新たにしたサポーターも多かったのではないか。あれから時は流れ、松本は昨季より晴れてJリーグの舞台へと到着。しかしJ1の神戸と対戦するのはまだまだ時間がかかる……と思っていたのだが、神戸は健闘空しく今季はJ2へ。予想よりも早くこの機会を迎える形となった。

さて、松本は今節がホーム3試合目にあたるが、熊本戦・長崎戦とホーム2戦はやや消化不良の内容となってしまった。理由は幾つか上げられるが、「内容的にも点をとられてからスイッチが入っている」(喜山康平)、「アウェイの札幌戦に比べて、試合の入り方が悪い」(多々良敦斗)と選手たちも口にするように、試合の入り方がルーズで流れが変えられないうちに先制点を与えて後手に回ってしまったことが、物足りなさを招いた要因の一つだ。失点してから目が覚めたかのようにエンジンはトップに入るが、やはり追いかける立場は精神的にも辛いものだ。

一方の神戸はここまで4勝1敗で勝点12と堂々の首位。大久保嘉人、伊野波雅彦ら主力の流出もあったものの、ポポ、マジーニョ、エステバンら外国人選手の補強にも成功し、経験豊富なベテランと春秋に富む若手とが融合し、まとまりという面では昨季を上回った印象すら受ける。リーグ戦もまだ始まったばかりとはいえ最もJ1に近い場所にいるチームが相手だけに、ホームチームにとっては厳しい90分間となることが予想される。ホーム2戦で散見された不用意なミスは即致命傷となる強敵を前に、いかに集中力を保ってミスを一つでも少なく出来るかがこの試合の鍵を握るだろう。「自分たちのやることははっきりする。まずは守備からしっかり入って、ボールを奪ったらカウンターに繋げたい」(楠瀬章仁)という展開が少しでも増えれば、勝機も見出せる。強敵である故に選手たちの緊張感はここまで良い意味で高く維持されており、「その緊張感が良い方向に向かう可能性はある」と反町康治監督が話すように、この一戦へのモチベーションは高い。また、松本は岩沼俊介、神戸はエステバンが欠場濃厚で、チームの総合力も問われることになりそうだ。

あの日の雪辱を果たしたい、と燃えている選手がいればこの原稿も書きやすいのだが、残念ながらそうはいかない。神戸には吉田孝行や田中英雄などあの試合に出場した選手が健在だが、当時の松本は地域リーグから上のカテゴリーを目指す黎明期に当たる。あのピッチに立った経験を持ち、今なお緑のユニフォームに袖を通している選手はいない。しかし、4年半の歳月を経て、同じカテゴリーで相対する両チームによる“リターンマッチ”であることは事実。30日8時現在、明日の天気予報は曇りのち晴れで降水確率は30%。強風も予想されるため、神戸から来られる皆さんには肌寒さを感じるかも知れないが、サポーターの心に火を点ける激戦を期待したい。それでは明日、アルウィンでお待ちしています。

以上

2013.03.30 Reported by 多岐太宿
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