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【J2:第7節 北九州 vs 愛媛】プレビュー:必勝で挑む北九州。己に勝って、堅守の愛媛を攻略する!(13.04.07)

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3月のホーム最終戦に咲いていた、本城陸上競技場の桜も散ろうとしている。開幕からの6試合、新生ギラヴァンツ北九州は、最初の壁にぶつかっている。前節の千葉戦、前半4分に失点を許すと前半アディショナルタイムにも3点目を決められ、ほぼ試合の大勢は決まった。後半、鈴木修人のJ初ゴールで一矢を報いるも、結果は6−1と北九州にとっては厳しいものとなり、初の連敗で1勝2分3敗の21位で3月を終えた。

北九州の選手達からは、「クロスや局面での対応が悪かった」(田中優毅)、「クロスを簡単に入れられ、ことごとくシュートを決められた」(鈴木修人)と、現在チームが抱える大きな課題を口にした。
では、その課題を克服する為には、どうしたら良いのかというと、最年長の大島秀夫は「練習から細かく、1つ1つのプレーを徹底的にやるしかない」と、単純明快に答えてくれた。

そして迎えた4月の初戦は、愛媛FCとホームで相まみえる。愛媛は前節の、ファジアーノ岡山との「PRIDE OF 中四国」に0−1と惜敗したものの、ここまで、2勝2分2敗の11位につけている。3−4−2−1のシステムから、前線の3人の機動力を生かした攻撃と、6試合で4失点と固い守備を武器に、勝点を伸ばしてきた。
得点はここまで5と少ないながら、2ゴール2アシストの石井謙伍の存在には、北九州は警戒が必要だ。

今週の練習では、明るい雰囲気は残るものの、選手達からはピリピリしたモノを感じた。「2節からベテラン選手達の踏ん張りで守備は安定してきたが、自分も含めて若手は、それに甘えていてはこのチームの先は無い。目的を持ってやらないと」と、松本拓也の言葉は厳しいものだった。新卒も含めて、経験の浅い選手が多い北九州だが、その選手達が戦力にならなければ、チームの底上げは無い。まだ6節なので厳しい事を言う様だが「内容は良かっただけじゃ駄目」(大島、松本拓)という様に、今のチームには「勝利」の経験値が必要だ。

クロスへの対応、ゴールまでの精度など、様々な課題を抱える北九州だが、柱谷幸一監督が話す様に「局面での勝負へのこだわり」が、今回の愛媛戦も含めて、今後新生北九州に求められるプレーである。
ワンプレー、ワンプレーにこだわってこそ、最後に勝利という結果が与えられる。与えられた壁は、己の力で超えるか壊すしか無い。その壁を取り払えた時、新生ギラヴァンツ北九州の新しい道が切り拓かれる。

一人で戦うのには限界がある。チームとして戦う事はもちろん、最後まで戦う君達に、北九州のファンやサポーターは声援を送り、最後まで一緒に戦っている事を忘れてはならない。
3月に出来なかった、ホーム本城での試合後のラインダンスで、共に勝利の喜びを分かち合う為に。

以上

2013.04.06 Reported by 坂本真
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