開幕から6試合を消化し、1勝2敗3分で16位の水戸と、2勝2敗2分の松本がケーズデンキスタジアム水戸で相対する。ここまで両チームともに煮え切らない結果が続いているだけに、反攻に転じたい4月の初戦は、お互いに負けられない。
第2節・富山戦以降、勝利から遠ざかっているホームの水戸。前節は福岡相手に城後寿に先制点を献上するなど厳しい展開を強いられたが、1点ビハインドの90+3分、橋本晃司の折り返しに山村佑樹が頭で合わせた値千金の同点弾が飛び出し、まさに名物の水戸納豆を思わせる粘り強さで、最後の最後で勝点1の奪取に成功した。闘将・柱谷哲二監督も試合後の記者会見において「水戸らしい粘りのあるプレーをしてくれた。うちらしい諦めないサッカーを表現できた」と選手たちを讃えるなど手応えを得た様子で、今節のスターティングメンバーには大きな変更はなさそうだ。怪我から復帰した西岡謙太と石神幸征のボランチコンビの存在感は際立っており、鈴木隆行と難波宏明の経験豊富な2トップは常に怖さを漂わせている。水戸の象徴ともいえる本間幸司は不在ながら笠原昂史がその穴を埋めるなど役者は揃っており、“反攻の4月”へ態勢は整ったようだ。苦しみながらも諦めずに得た勝点1を何としても生かしたい。
一方、アウェイの松本は逆にスターティングメンバーが予想出来ない。攻守に効いていた喜山康平の戦線離脱はあまりにも痛いが、今週から通常練習に岩沼俊介が合流。「痛みはないし、大丈夫。試合出場には問題ない」と自らGOサインを出すなど、今節から本格的に復帰の予定だ。また岩渕良太と飯尾竜太朗の大卒ルーキーもチーム内での評価が上がっており、近々抜擢の可能性はある。前節・神戸戦はポポの2ゴールに屈し、勝点ゼロに終わった。詰めの甘さがあったことは否めないが、チームとしての戦いは遂行出来ていたのも事実。“反攻の4月”に向けて、この悔しさを払拭するためにも新鮮力の台頭に大いに期待したいところだ。
水戸の印象について、「プレッシャーが早く、前からどんどん来る」とユン・ソンヨルが語ったが、まさにそのアグレッシブさが水戸のストロングポイント。しかしそれは松本のストロングポイントでもある。お互いに激しさ・ハードワークを売りにするチームだけにピッチ上では激しいバトルが繰り広げられるだろう。当日の天気予報は爆弾低気圧が直撃とのことで天候も心配な今日この頃だが、それを吹き飛ばすような熱いゲームとなることは間違いない。
以上
2013.04.06 Reported by 多岐太宿
J’s GOALニュース
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